1500 kcal (米飯150 g)の病院食 その2 の続きである。

 

 

 

栄養指導でもらった、病院食の献立表。

各食材の使用量が細かく記載されているが、栄養素の情報はない。

そこで、代表して、とある1日の病院食の主要栄養素をざっと計算してみた。

 

1日3食のトータルでは、1508.01 kcal、たんぱく質72.14 g、脂質41.89 g、炭水化物231.06 gとなった。それぞれにエネルギー換算係数をかけ、総摂取エネルギー(1508.01 kcal)に対する比率を計算すると…

 

たんぱく質 19.1%

脂質 25.0%

炭水化物 61.3%

 (合計100%にはならないことに注意。エネルギー換算係数をかけて算出した摂取エネルギーを合計すると、1589.82 kcalになる。これに対する比率で計算すると、PFC = 18.2 : 23.7 : 58.1となる)

 

なるほどな〜

日本糖尿病学会の「食事のなかの炭水化物を 50~60% エネルギー,たんぱく質 20% エネルギー以下を目安として,残りを脂質とする」に合うわけだ。

さすが管理栄養士の仕事だなぁ。

(ただし、朝食のパンの量については栄養士さんに確認する必要あり)

 

しかし、1日の平均をすればこのバランスだけど、朝食は低炭水化物食だし、昼食と夕食はかなりの高炭水化物食だよなぁ。

 

「日本人の平均炭水化物摂取比率は56%である。炭水化物摂取量が50〜55%だった集団で最も低い総死亡率と最も長い平均期待余命が観察されている。また、炭水化物摂取量が55〜65%だった集団での総死亡率や平均期待余命の悪化はわずかだった。したがって、炭水化物摂取量は50〜60%の範囲が適切であり、日本人が平均的に摂取している日本食は理想的な健康食なのである」

 

という話は、1食ごとの話じゃなく、あくまでも「平均」ってわけね。

 

実際のところ、病院食の炭水化物量は、朝食で50%未満、昼食と夕食では60%以上なんだけど、1日トータルで60%だから、「理想的な健康食である」と。

 

じゃあ、日常の食事で考えると、1食はガッツリ焼肉を食べて(主食抜き)、あとの2食は具の少ないうどんや、野菜と白米だけを食べて、トータルでPFC = 15 : 25 : 60に収まればいいのかなw

 

 

入院中に出た病院食の印象は、「野菜が少ない!」だった。

実際にはどうなんだろう?と、このメニューの野菜使用量を計算してみた。

すると、348.0 gとなった。

 

マジで!?

ちゃんと350 gの野菜になってたんだ〜!

なのに、野菜を食べた気にならなかったのはなんでだろう?

たとえば、1年前の入院での、とある1日の食事はこんな感じだった。

 

朝食(写真にはないが、牛乳200mlがある)

 

昼食

 

夕食

 

うーん、これで野菜350 gあったのか… ←まだ納得してないw

 

どの野菜も十分すぎるほど加熱してクタクタになっていたからかなぁ?

野菜好きのわたしとしては、野菜は食感が残っている方が好きなので、自分が作るとそれほどかさが減らないのよね。特に野菜炒めなんかはね。

でも、それくらい食感が残っているからこそ、しっかり噛んで食べる必要があるので満腹感を得られるんだよね。クタクタの野菜だと、食べた気にならないのよ。

 

わたしの食事は、下の写真のような感じ。

今までは食事記録ノートに文字でメモするだけだった。でも、それでは食べた量がよく分からないので、次回、栄養士に見せるために写真を撮ることにした。

盛りつけのセンスが壊滅的だし、料理のスキルもないから、食事の写真をブログでアップすることはほとんどない。メニューの組み合わせが非常識だし(パンに味噌汁や焼き魚でも全く気にしない)、配膳の位置だの魚の向きだの塗りが剥げてるだのスプーンが汚いだの、陰でいろいろ言われるのがイヤなんだもんw

 

ま、そこは恥を忍んでアップしてみる。

朝食では野菜は食べない(基本はプロテインにカマンベールチーズやオートミールクッキーなど。今はクッキーではなくふやかしたオートミールを食べている)。

 

まだ糖質制限中のときの、ある日の昼食。

めかぶ、納豆、サラダ(サニーレタス、ブロッコリー、ブロッコリースプラウト、トマト、マヨ)、野菜炒め(豚肉、白菜、ピーマン、人参、長ネギ)、オーツブランパン(ドライイチジク入り)、紅はっさく1/3個、食後にコーヒー(+牛乳)

サラダの量が多いので、いつもマヨネーズは結構な量を使っていた。

 

サラダの量は、糖尿病になってから意識して増やしたというわけではない。昔から野菜好き、サニーレタス好きなので、ずっとこんな感じで食べている。

ビールを飲むときも、こんなサラダを肴にしていた。

以前、たまたま父親がわたしの夕食(=ビールの肴)を見たとき、「馬の馬草みたいやな」と評した。なんだか「頭痛が痛い」みたいだが、調べてみると「馬草」とは牛馬の飼料にする草、飼葉のことらしいので、「牛ではなく馬用のエサ」と言いたかったのか?

まあ、そんなことはどうでもいい。

ビールの肴は、もちろん大盛りサラダだけではなく、その他にもいろいろ食べていた。それが祟って、今のわたしがいるわけだ。

 

その日の夕食。

味噌汁(豆腐、玉ねぎ、人参、わかめ、しめじ)、蒸しキャベツ塩昆布和え、なす炒めもの、厚揚げ焼いたもの(中にネギをはさんでいる)、ニラ玉、カレイ煮付け、ヨーグルト100 g(アマニ油5 g、ラカントシロップ)

 

糖質量を増やしてからの、ある日の昼食。

味噌汁(豆腐、油揚げ、わかめ)、納豆、野菜炒め(豚肉、キャベツ、ピーマン、人参)、トマト、全粒粉パン(レーズン入り)、焼き芋(110 g)、紅はっさく1/3個

(写真では分かりにくいけど、オリーブオイルと豚肉の量を以前より減らしている)

(全粒粉パンだけでは炭水化物量が23 gほどと少ないため、焼き芋を追加してみた)

 

その日の夕食。

煮物(厚揚げ、竹輪、牛こま肉、ごぼう)、ほうれん草お浸し、紅白なます、焼き鯖、もち麦(雑穀入り)およそ150 g、ヨーグルト80 g(アマニ油3 g、ラカントシロップ)

(ごはん茶碗を割ってしまってから買っていないので、ミニ丼碗で代用している)

 

病院食と比べたら、明らかに食べすぎてるように見えるなぁ。

わたしはいつもこんな感じの食事をしてるんだけど、そんなにダメな内容なんだろうか? 次の栄養指導で栄養士さんがどう評価するかドキドキだ。

 

まあ、明らかにダメなときもある。こんなとき↓

 

 

ポン・デ・ダブル宇治抹茶。

エネルギー 225 kcal たんぱく質 1.8 g 脂質 12.6 g 炭水化物 25.9 g

これでは炭水化物量が少ないのだけど、牛肉を使いきる必要があったので、野菜炒めの牛肉が多かった。なので、この食事ではカロリーを優先し、炭水化物を増やさなかった。

それでも、これはちょっとカロリーオーバー。

 

 

前の食事量が多かったので、ちょっとシンプルに。

お濃いドーナツ とろり抹茶クリーム。

エネルギー 312 kcal たんぱく質 2.2 g 脂質 19.6 g 炭水化物 31.7 g

サラダにはマヨではなく、ノンオイルドレッシング。

 

ポン・デ・ダブル宇治抹茶もお濃いドーナツ とろり抹茶クリームも、わたしにとってドストライクだった。甘すぎず、とっても美味しかった〜

ただ、とろり抹茶クリームの方は、包装を開けて実物を見た瞬間に 「ちっちゃ!」と思わず呟いてしまった。

でも、これで312 kcalもあるんだから、これよりサイズが大きいと食べすぎになるよねぇ…

 

第2弾は26日発売開始だって。

ほうじ茶のポン・デ・リング系が2種か〜

うーん、クリーム系のラインナップもほしかったなぁ。

でも、やっぱり買っちゃうかな?

 

あーあ、何も考えずにデカいドーナツをパクつきたいよ!

しかし、こんな写真を栄養士に見せたら怒られそう。

「糖尿病でも食べてはいけないものはありません。ただし、量に注意してください。ドーナツの場合は1回につき1/4個までです!」

とかね。