「何のために勉強するの?」という子供がよくする定番の質問がある。

 

 

質問相手が小さい子供なら様々な理由づけをして勉強自体への好奇心を持たせてもよいだろうが、、

 

 

もしその質問が中3生や高校生など比較的大人に近づきつつある年代だったら、僕は端的にこういうだろう。

 

 

「生きていくためだよ。」

 

 

子供は意識しなくても親の庇護下にいる。

 

 

今日どこで寝ようか?晩御飯はどうしようか? などと悩まなくても親が日々用意してくれている。

 

 

でも大人になったら、そうはいかない。

 

 

自分で仕事をして得たお金で、生活していかないと。

 

 

仕事が合わなかったり、どうしてもつらかったら、辞めてもいい。

 

 

でも代わりの仕事を見つけないと、そのうち日々の暮らしにも困るようになる。

 

 

一般に待遇の良い仕事ほど、高度な専門知識や技能、または学歴が必要なのは世界のどこでも当てはまる事実だ。

 

 

仮に学校の勉強が苦手なら大学に行かなくても、料理でもプログラミングでも専門の勉強をして身を立てても良い。

 

 

上記のことは、誰でもぼんやりとはわかっているが、、

 

 

「そうは言っても、いざとなったら、親が自分を助けてくれる。」

 

 

というような甘えが心のどこかに、ないだろうか?

 

 

かつては " ニート "、最近では " 子供部屋おじさん " なる言葉があるが、、

 

 

年齢的には大人でも自立できていない人は、結局、精神的にも経済的にもどこかで親に依存していることが多いようだ。

 

 

まだ、若い君たちには想像もつかないかもしれないが、、

 

 

いずれ、親は自分を助けてくれる存在ではなく、自分が親を助けないといけない存在になるのだから。

先日のことであった。

 

 

ある高3生が塾に来るなり、いつもより少しかしこまった様子で、、

 

 

「今日は報告があります。」

 

 

と言ってきた。

 

 

こういう時は僕も少し身構える。

 

 

(なんだ? まさか塾を辞めることにしたとか言うんじゃないだろうな、、)

 

 

と思っていると、、

 

 

「部活を辞めることにしました。」

 

 

僕は思わず、どう反応して良いのか、戸惑った。

 

 

サッカー部やラグビー部は学校にもよるが、引退の時期は普通の部活よりかなり遅くなる。

 

 

中には、11月頃まで部活を続ける生徒もいる。

 

 

受験勉強への影響がないと言えば嘘になるだろう。

 

 

しかし、高校生が青春を部活にかける気持ちもわかる。

 

 

自分も昔そうだったし、一生の思い出になるからだ。

 

 

でも引退の時期が長引くほど、浪人する確率が高くなるのは事実のようだ。

 

 

だから引退まで続けるかどうかに、正解はなく、本当に個人々々の問題と言ってよい。

 

 

その生徒は、どうやらある地方に大学の見学に行って、部活を辞めてまで将来のために、受験勉強に専念することに決めたようだ。

 

 

だとしたら、僕としては全力で応援するに決まっている。

 

 

首都圏以外にも良い大学はたくさんあるからね ウインク

公立中学は、進度がゆっくり目である。

 

 

特に1学期は授業の開始自体が4月半ばになってしまう上に、修学旅行まである。

 

 

今日ある生徒に確認すると、英語はまだ Unit1 をやっているそうだ。

 

 

ちなみにその生徒は、小学生の頃からうちに通っているのだが、、

 

 

先取り学習していた英語の中3通年テキストが早くもほぼ終わってしまい、巻末の補充問題をやっている。

 

 

ちなみに中3テキストはかつては高校範囲であった仮定法なども教育課程変更により入って分厚くなったのだが、、

 

 

それでも終わってしまったようだ。

 

 

英語は5月の今、千葉県の公立入試を解かせても多分90点くらいは取れるだろう。

 

 

模試でもいつも英語は90点以上だからね ウインク

 

 

やはり High-5 の英語を小学生から計画的にやってきた生徒は強い。

 

 

でも、入試までまだ10ヶ月もある〜

 

 

余裕がありすぎるのも逆に困るよね(笑)

High-5 は開校時より通常の個別指導塾より数百円以上高い時給を講師たちに支払っている。

 

 

昇給も毎年あって、昇給率(額)もかなり高いはずだ。

 

 

通常の個別指導塾と違い、難関大を目指す高校生が多いことと、、

 

 

ホワイトボードを使ってしっかり指導してもらいたいというのがその理由だ。

 

 

また、質問対応や入試対策授業として相応の予習時間が必要とみなした時は、自宅での作業であったとしてもその分の手当もつけている。

 

 

そんな個別指導塾はほとんど存在しないはずだ。

 

 

こうしたことができるのは、High-5 が独立した個人塾だからだ。

 

 

 

実は今いる講師たちは、開校以来の7年半で最高の状態だと思っている。

 

 

何が最高かというと、授業への意識が高いのだ。

 

 

僕はこの仕事を20年以上やって様々な講師を見てきている。

 

 

生徒の成績向上を本当に考えている熱心な講師は、授業を見ればわかる。

 

 

もちろん、その逆もすぐわかるけどね。

 

 

現在の状態が素晴らしいと思うのが、新人の講師も含めて、講師全員のモチベーションがほぼ一致しているということ。

 

 

7年半の Hgih-5 の歴史でこれは初めてだ。

 

 

講師4〜5名いれば、どうしても多少やる気にかける講師が1人くらいは出てしまうものだ。

 

 

それが現在本当に講師全員のやる気のベクトルが一致している感覚が僕にはある。

 

 

と言っても、伝わらないかもしれないので一例を挙げると、、

 

 

現在、講師全員が、自主的に 授業前からホワイトボードに板書をするなどして準備している。

 

 

「ん、それって?普通じゃないの?」

 

 

と思う人もいるかもしれない。

 

 

でも違うんだ。

 

 

例えば集合授業の塾で、授業前30分が準備として、別時給でも支給される所なら普通なんだけど、、

 

 

個別指導塾は授業準備に給与が発生するなんてことは通常ない。

 

 

つまり、うちの講師等は、生徒たちに良い授業をしたい一心で全員が無給でも授業前から準備していたんだ。

 

 

1人、2人がたまに、、なら、今までもあったけど、4月頃から全員が、毎回だからね。

 

 

僕が特に指示したわけでもないのに、すごいことだと思うよ。

 

 

日頃は非情な僕でも?講師たちのこの行動には感動して、、

 

 

「これは授業外だけど、何とか報いてあげられないかな〜」

 

 

と思い始めたんだ。

 

 

皆、お金のためでなく、生徒のためにいい授業をしたくて自然にしている行為なのだろうけど、、

 

 

だからこそ管理者としては、こういう行為は大切にしたいし、High-5 の文化として継承していってもらいたいからね。

 

 

だから思い切って小額ではあるが、始業前手当を全講師につけることにした。

 

 

1年以上勤務している講師は昇給分と合わせ、実質約10%に相当する賃上げになる。

 

 

このご時世、昇給無しの所もあるだろうし、あっても普通は良くても数% とかだからね。

 

 

なぜなら、" 賃金の下方硬直性 "という言葉があって、賃金は一度上げると滅多なことで下げることはできない。

 

 

月謝もずっと据え置いているし、塾は1学期は卒業生が抜けて生徒数も少ない時期だから、結構覚悟がいったよ。

 

 

でも講師たちの純粋な頑張りが僕の心に響いたんだ。

 

 

小さいながらも塾の経営者としては甘いのかもしれないけど、こういう塾が世の中に1つくらいあってもいいよね ウインク

 

 

 

 

仕事柄様々な塾予備校の情報をチェックしている。

 

 

最近ではSNSやyoutubeなどで、それまではあまり知らなかった情報が得られることも多い。

 

 

メディアにはあまり出ない大手塾の経営者がyoutubeで、示唆に富む内容を話していることなどもあり、僕も時々チェックしている。

 

 

そんな中、ある大手予備校の大学生アルバイトがその実態を暴露?している動画があった。

 

 

全国に何百も教室があり、高校生やその保護者なら誰もが聞いたことがあるであろう大手だ。

 

 

大手だけあって生徒数も多く、質問対応もするし、進路相談にものるし、事務作業も膨大だし、、とにかくかなり忙しいということだった。

 

 

それでも、大学生たちは皆充実して仕事をしている様子が伝わってきた。

 

 

ただ、その大手予備校の大学生スタッフが本当に残念そうに言ったセリフが僕の心を捉えた。

 

 

「大学生スタッフは皆、時給の低さには皆、本当に不満を持っている!」

 

 

ということだった。

 

 

「そうだろうな、、」

 

 

様々な塾予備校の実情を知る?僕は思った。

 

 

大手予備校は受験学年にもなると、一括で何十万円といった学費を支払うことも稀ではない。

 

 

にも関わらず、現場の最前線で生徒たちに日々接し、指導する大学生スタッフには本当にコンビニのレジスタッフ並の時給しか支払われない。

 

 

ではその多大な学費との差額はどうなっているのかというと、広告宣伝費やテナント家賃、フランチャイズロイヤリティ、現場で生徒指導することはほとんどない本部社員の人件費等に消えるのである。

 

 

 

かつて、大学生にとって塾予備校は人気のアルバイト先であり、一種のステイタスでもあった。

 

 

それがいつの間にか、業務が大変な割に賃金が見合わないブラックバイトと呼ばれるまでになってしまった。

 

 

まあ、上記は全国展開する大手の話であり、小さいながらも独立した個人塾の High-5 には当てはまらない話である。

 

 

と思っていたのだが、、(その2に続く)