僕のキャリアは普通の塾の先生とは少し違って、大学を出ていきなり塾の先生ではなくて、社会人経験がある。
将来独立したかったので、会計事務所で、財務経理の知識を身につけた。
大学院で経営についても学んだ。
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ひょんなことから塾業界に入って驚いたのは、生徒たちにはえらそうにしていながら先生自身がもはやほとんど勉強していないという事実だった。
もともと塾の先生になるような人は、中学や公立高校受験の内容くらいは、はるか昔の自分の受験時代にほぼクリアできているわけだ。
もはや大学を卒業した人が中学生の高校受験程度の内容を本気で勉強する必要性を感じていないようだった。
それは理解できるのだが、だったらより高度な専門性が求められる高校生の大学受験指導を目指せばよいと思うのだが、皆頑なにそれはしようとしない。
生徒には勉強するよう言いながら、先生自身は勉強せず授業後は毎晩のように飲み歩いて、昼まで寝ているような人も結構いた。
高校受験までの指導だと、それでも十分通用してしまうのだ。
大学生のアルバイトだったら、そういう時期があってもいいかもしれない。
でも大学を出た正社員の社会人がそれではマズイだろう。
だが、確かに高校受験指導と違って、大学受験指導は並大抵ではない。
僕はそれまでの高校受験中心の塾から、大学受験専門の予備校へとキャリアチェンジした。
ただ、講師しかできない人では、将来独立して塾予備校を経営することはできないと思った。
だから複数の大学受験予備校で、講師、広報営業、校舎長と一通り経験した。
独立に備えてしっかり貯金もしてきた。
おかげで少し遅めの40歳過ぎてからの独立になってしまったが、小さくても継続できる塾をつくる自信はあった。
今年で7年目。まだまだこれからだ。