第2回「しわいマラソン88km」の内、約25キロをチャリで伴走するの記 (1) | ヒゲしげ爺のブログ

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やってきましたよ、皆々様!

早朝のブログの編集に手間取り、出発がぎりぎりになってしまって、スタート地点である温井(ぬくい)ダム堰堤に到着したのは、まだ世も明けきらぬ午前5時32分。でも、スタートは午前5時半ちょうど・・すでに全選手300名弱(内、女性19名)は出発してしまったあとでした。

スタート地点

我が愛機ロードレーサーGIANT OCR-1を搭載した愛車ワゴンR4WDターボを、10キロ地点(ラン専用コースがR191を横切る場所)に移動させ、ビデオカメラを構えてトップの選手を待ち受けます。

トップは予想通り、昨年第1回大会の男子優勝者であり、今回招待選手3名の一人に選ばれている、地元今田淳(じゅん)。ちなみに、昨年彼が築いた優勝タイムは07:29:58、単純計算して、88キロ全コースを平均時速11.73キロ/時で走ったことになります。

マラソンの世界レベルの記録はほぼ20キロ/時、それに比べると遅い感あり・・かもしれませんが、そこは、昨日書きましたように、標高差854m、積算高低差実に4,000m以上という、おそらく世界的に見ても最大級の過酷さではないか・・と推測されるチョー難コースであることに留意していただきたいものです。

ビデオカメラを準備していたそのとき、そばにいらっしゃった妙齢のご婦人から「ここを通過するのは何時ころでしょうか?」と声をかけられる。私は、事前に計算しておいた数字をそのまま「トップはスタートから40分で来るとして6時10分くらいでしょうか」と即答すると、「じゃ、主人はその10分あとくらいですね・・」と、独り言のようにつぶやかれた。待つこと10数分・・・前述のトップランナー今田淳が10キロ地点を通過したのは、爺の予想よりも若干早めの06:07くらいでありました。

ご婦人のご主人様も、トップに遅れること数分で無事に通過され、女子のトップ(やはり昨年女子優勝の招待選手、植原邦枝さん=08:07:30)が、まさに女子ぶっちぎりで通過され、さらに女子数名も通過して、そろそろ第2地点へ移動しようとカメラを止めたその時、ひとりの女性ランナーが、突然立ち止まって私の方を振り向き、大きな声で「覚えてますか?昨年爪をはがしたところを助けていただいた・・・」と叫ばれるや、すぐに走り去って行かれた。

そういえば、昨年の第1回大会でバイクで伴走しているときに、井仁(いに)の棚田付近の急な下り坂で足を痛めて困っていた彼女に気づいて、すぐに近くにいた大会スタッフに知らせ、看護師さんを乗せた救護車両が駆けつけたのでした。私は別に「助けた」わけではなくて、ただスタッフに知らせただけであったのに、よく覚えてくださって(まあ、この風貌ですから・・・笑)わざわざ足を停めてまで感謝を述べられた、この岡山からご参加の女性の、無事の完走と、できるだけの好タイムを願わずにはいられませんでした。

それから大急ぎで出発し、全区間中唯一車両通行を禁止している「奥滝山峡」を迂回するR191を、我が愛車ワゴンRは、ひたすら北上するのでありました。
(続く)