昭和の月刊ニュータイプ | 観たり、聴いたりした事を、つらつらと。

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映画や音楽のことを思いのまま書きなぐり。

妻と「わしゃがなTV」の「昔のNewtype読んでみた」という企画を観ていて、僕が「巻頭特集が逆シャアで、アムロが表紙のニュ-タイプが良かったんで、また読みたいなあ」と話していたら...

「こうといたで」

まんだらけから郵送されてきましたw
月刊ニュータイプ1988年(昭和63年)3月号。これですよ!

巻頭の「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」特集。

なんと原画は庵野秀明氏と貞本義行氏。

逆シャアは劇場公開時観に行きました。当時はメカのかっこ良さばかりに目が行きましたが、大人になってから観返すとドラマの濃さが素晴らしく、定期的に鑑賞しています。

こちらは「レイナ 剣狼伝説」。

剣狼伝説はTVアニメ「マシンロボ クロノスの大逆襲」の、元祖妹萌えヒロインと言われ人気を博した「レイナ・ストール」を主人公にしたOVA。

マシンロボの登場人物は機械生命体という設定なので、初期の頃は意識して眉毛が無かったり、球体関節だったりとロボット的に描かれていたのですが、
EDで設定を無視してレイナがヘルメットを脱ぐシーンがあり、スポンサーのバンダイからお叱りも受けたという逸話があります。

80年代はアニメーターの暴走というか、自己主張がある程度許容されていたおおらかな時代。
作画担当によってキャラ絵が異なる事はザラで、マシンロボは特にその傾向が強く、とにかく個性が際立っていました。
最終的には人間の少女がプロテクターの付いたライダースーツを着ている様な解釈に変わっていました。

ちなみにOVAのレイナは人間として転生している設定です。


第一話は地球で学園生活を送るレイナを描いていますが、アイドル映画を意識した様な作風と派手な作画が楽しいです。

付録はカセットレーベル。こういうの懐かしいですね~。

当時は雑誌やカタログの切り抜きに、インスタントレタリングでアルバムタイトルを転写して、自作のカセットレーベルを作ったりしましたよ。

OVA「聖戦士ダンバイン」の設定資料集。これは資料的価値が高いです。

キャラクターデザインは「青の騎士ベルゼルガ物語」の幡池裕行氏。オーラバトラーデザインにはおなじみの出渕裕氏。


両デザイナー共に大好きなので、ずっと眺めていられます。

80年代エッセンスを凝縮した最高のニュータイプ3月号でした。