今日は本題に入る前にちょっと勉強しようかねー。
沖縄では琉球国王のことを何と呼んでいたか知ってるかねー?
「御主加那志前(うしゅがなしーめー)」とか「首里加那志(しゅいがなし)」
とか呼ばれていたんだねぇ。(中尾彬風に)
では王妃は?
「佐敷按司加那志(さじきあじがなし)」
と呼ばれていたんやねー。(オール巨人風に)
ちなみに「とぅーとー加那志」
といえば神様のことなんですねー。(幸田シャーミン風に)
んで、「加那志」っていったい何のことか?
ってのが今宵のテーマなんすよ。
それですよ。そこなんです。みんな押さえてよー!試験に出すよー!
「加那志」
これ、実は”かなしい”ってことなんです(TωT)…。
だけど、いいですかお客さん。ここからが本番です!(ジャパネットたかた風に)
”かなしい”は”悲しい”んじゃないんだよなこれがなー…。
王様とマッチ売りの少女を一緒にしちゃ、どーにもいけねー。
下の歌を詠んでみましょう。皆さんよくご存じな歌ですね。
“奥山丹 黄葉踏別 鳴鹿之 音聆時曾 秋者金敷”
…こんな漢詩知らない?
いんや、これ、和歌ですけぇのぉ。(菅原文太風に)
“おくやまに もみぢふみわけ なくしかの こゑきくときぞ あきはかなしき”
左様、百人一首でも有名な、猿丸太夫の歌ですな。
これこれ、この"かなしき"、これが「加那志」なんですよ!
この歌、世間じゃね、こんな風に意訳されています。
"山の奥深くで、積もったもみじを踏み分けて鳴いている鹿の声を聞いていると、秋は物悲しいと感じるよなぁ…"
おほほほほほほほ、どおよ?グッときますよねぇ?
だけどね、アタクシに言わせりゃあね、甘いっ!
詰めが甘すぎだねぇ。
この歌、"悲しい"んじゃなくて"愛しい"とすんのが正解ですよ。そー、そこんとこポイントだから。
"いとしい"じゃないよ。"愛しい"と書いて"かなしい"と読むわけですよ。
鹿はなぜ鳴いているんだろかい?
鹿は雌を求めて鳴くんですよ。
紅葉をかさかさと踏み分けながら鹿が鳴いている。雌を求めて切ない鹿の鳴き声を聞きながらね、
思うわけですよ。
あぁ、秋だなぁ。いいなぁ。いい季節だなぁ。みんな生きているんだ…。(立松和平風に)
そう、しみじみとね。「愛しい」んですよ。
…わからない?ボクの言っていることが、わからない?
んじゃ、もっとリアルな例えで言うとですね、あれですよ。
なでしこジャパン、女子サッカー、ワールドカップ優勝!
センターポールに翻る日の丸、そして流れる君が代。
この場面でこみあげてくる感情、これが"愛しい"なんですよ。
何か切なくて、とても大事な気持ち。"愛しい"="かなしい"="加那志"なんですよ。
御主加那志前や佐敷按司加那志は、琉球の民にとって"かなしい"存在と言うことなんすよ。
この"かなしい"という言葉、本土ではかなり昔に退化してしまって"悲しい"と言う限定的な
ものになってしまったんですが、沖縄ではずっと後世まで本来の"かなしい"が生きていたと、
こういうわけだったんすねぇ~。
あい!ここからが本題よー!
前回、ひーとぅのステーキ食った後、大急ぎで名護から那覇に戻ったとこからやしがね、
そう、ネーネーズ!これ見たかったのさー!
国際通りのライブハウス「島唄」で、ネーネーズは普段歌ってるわけですよ。
何とか間に合ったものの、本日のラストステージで、オーダーもストップしてて、なんとか
レモンサワー一杯だけ頼めたんですよ。
しかも失敗しましたね。店に入った時、
「タバコ吸いますか?」
って聞かれたものですから、何の疑いもなく「はい」って答えたら、喫煙席はステージの
後方だったんですね。
せっかくのネーネーズが、遥か手の届かない遠方に~(T▽T;)。
時間にして30分くらいで、あっという間に終わってしまいましたが、でも楽しかったっす!
皆でこぶし振り上げて
「コザっ!」
なんてやったりして。
だが、ここに来た本当の目的は、彼女。上原渚。
そう、ナーギー加那志に生でお目にかかることだったわけさーっ!きゃーきゃーっ!
うーん、
あぁ ナーギー加那志、しにーちゅらかーぎーぐゎーやさー(*´Д`)=зむっはー!
そしてここでまた二度目の失敗。
ナーギー加那志の、いや、ネーネーズのステージが終わって、アタクシ、早々に会場を後にして
しまったわけですが、支払い終わって店を出た直後、店内から万雷の拍手が沸き起こったんすよ。
見たら、ネーネーズが再度お出ましになって客席の間歩いているじゃあアーリマセンカっ!
後で得た情報によると、ラストまで店内に留まっていると、ネーネーズが一緒に写真撮ってくれたり、
サービスしてくれるらしいねーん!
今更店内に戻れるかいチクショー!
ま、また来ちゃるけん!
今度はナーギー加那志と必ずツーショット写真撮っちゃるけん!
覚えときやーっ!
というわけで今回前段でだらだらとつまらん講釈を垂れたのは、ナーギーに"加那志"をつけて呼ぶ
理由を説明したかったが為なのよ。ただそれだけ。ホホホホホホホ♪
あんしぇーぐすーよーぐぶりーさびらまのみぐさぁ~アチャー(・ω・)/♪