ひげブログ

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へっぽこ三線奏者、ひげまるの特にテーマ性の無いブログ

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離島、なんかいい響きですよね。

離島、なんかとてつもなく日常とかけ離れた

世界が待っている
ような気がします。

離島、もう何もかも忘れてひっそりと身を隠したくなり

ますよね。

沖縄にはたくさんの離島がありますが、気軽に行ける離島を

ひとつ紹介しちゃいますよ~。


$ひげブログ-奥武島1

沖縄本島南部を島尻って言うんですけどね、この島尻の

本当に尻の尻に奥武島(おうじま)って言うちっぽけな

島があるんですね。

ごらんのとおり本島とは橋で結ばれてますから、簡単に

渡ることができるわけですよ。

とは言え、これも歴とした離島なんですよ!

「離島」と言っても実は距離は関係ないんですね。

ちなみに地理学上に於いて"島"に"本島"と"離島"の区別は

ありません。



ついでにもう一つ雑学を…。

沖縄に行くと「本土」という言葉が出てきます。

一般的に沖縄では九州以北、いわゆる"ヤマト"を指して

「本土」と呼んでいるわけです。

ところで日本の領土はその数6852の島で構成されて

います。

その島々で構成された国土を国土交通省は「本土」

「離島」
に区分しています。

その内、国土交通省が定めた「本土」とは、

本州、北海道、四国、九州、沖縄本島

の5島で、あとはみんな「離島」なんですね。

…え?「沖縄本島」?!

アキサミヨー!

なんと沖縄本島は「本土」だったんですね!

だから沖縄で"ヤマト"を指して「本土」と呼ぶのは間違い

なんですね。

これ意外とツボな雑学でしょ?


さてその離島の奥武島、橋を渡るとすぐに漁港があって、

駐車場もありますから、そこに車を停めて、ちっぽけな

島なもんですからね、徒歩で充分散策が出来ます。


$ひげブログ-奥武島2

ですがこの島の一番の目的は、ここですよ、ここ!

「奥武島海産物食堂」

古ぼけた場末の食堂のような見てくれですが、新鮮な

とれとれの地物の魚を美味しくいただけるお店なんですよ。

もうアタクシ、腹減ってますからね、スキップしながら

店内に入っちゃいましたね!

$ひげブログ-アバサー汁

さぁ、目の前に出てまいりましたよっ!

なに?ご飯と味噌汁、刺身がちょこっと、これだけかって?

いやいやいや、このみそ汁の具に注目ですよ!

これはアバサー汁って言いましてね、アバサーが丸ごと

一尾入っているわけですね。

アバサーとはハリセンボンのことなんですよ。

棘? 棘が刺さって口の中がズタズタにならないかって?

よく気がつきましたね!

だからアバサー食べる時は食卓に赤チンと

絆創膏は必須
なんですね。

…んなぁわきゃあない(タモリ風)

ハリセンボンもフグの仲間ですからね、フグと一緒で

調理前に皮は全部剥いじゃうんですよ。

ま、ああいう魚ですから、身はそんなに多くなくて、丁度

どんぶり一杯の汁に一尾丸ごと入れて適量なんですね。

もちろん丸ごとですからね、目玉もしっかり入ってます

よぉ~。



$ひげブログ-奥武島3

アバサー汁で満腹になったら、島の散策と行きましょう。

店を出ると向かいにサバニの格納庫がありました。

これは漁に使うものではなく、ハーリーと言うレース競技

に使用するものです。

近年はハーリーの船も大型化の傾向にあり、このような小型

船は格納庫のオブジェになっちゃってるみたいです。


$ひげブログ-奥武島4

5分も歩くと島の裏側にでます。

海面に太陽光が反射してキラキラまぶしいですね。

水の透明度が半端なく高いから、まぶしさもひとしおです。

もうすぐ東京に帰らなければなりませんから、この海の

輝きをしっかりと目に焼き付けておきましょう。


でも帰る前にもう一か所、心洗われるスポットを巡りたいと

思います。


あんしぇぐすよー、ぐぶりーさびら、またやーさい!(・ω・)/
え?もう終わったと思ってた?…秋の沖縄紀行。

エライすまんこってすけど、まだまだ続きますねーん。


今回の秋の沖縄紀行、いままでやんばる、中頭と巡って

まいりましたが、いよいよ最終日となった10月10日、

アタクシは沖縄を満喫し切るべく、島尻へと向かったの

でした。


$ひげブログ-ガンガラーの谷1

見てくださいよ、「ケイブ・カフェ」ってやつです。

洞窟の大ホール、そのなかにカフェがあるんですね。

いや別にアタクシ、ここにコーヒーを飲みに来たわけ

ではないんです。

ここは集合場所なんですよ。

「ガンガラーの谷」ツアーの集合場所なんですね。

ガンガラーの谷は完全予約制のツアーでないと行けない

んですよ。

このケイブカフェの奥にぽっかり空いた出口から外に出る

と、そこからガンガラーの谷になります。

ちゅらかーぎーなガイドさんの案内でいよいよ出発です。


$ひげブログ-ガンガラーの谷2

てれてってってー♪

てれすってけてー♪


…定番のインディ・ジョーンズのテーマをBGMに進んで

行きますよ~。

ところでこの写真、ちょっと拡大して見てください。

崖の中腹に大きな窪みがありますよね。

実はこのガンガラーの谷、昔は鍾乳洞だったんですよ。

それがいつしか天井が崩れ落ちて、このような谷になった

というわけなんですね。

あの崖の中腹の窪みをよく見ると、鍾乳石がぶら下がって

たりするんです。


$ひげブログ-ガンガラーの谷3

おっと、なんか廃墟じみた四阿がありますね。

実はここ、昔は普通の自然公園だったんですよ。

ところがこの四阿の後ろに川が流れているんですけどね、

近隣の畜産農家が、なんとその川に牛や豚の糞尿を垂れ

流しにすると言う暴挙
に出ましてね、川が甚だしく汚染

されて、そりゃもうどえらい仕儀に相成って、自然公園は

閉鎖されてしまったんですよ。

その後、年月を経て川が浄化されるのを待って、ここは

再びガンガラーの谷として復活したと言うわけなんですね。

四阿はその名残なんです。

ちなみに屋根に生えている観葉植物のような葉っぱ、これは

オオタニワタリと言いましてね、なんと八重山ではこれ、

食べる
んですよ!

アタクシも食べたことありますけど、葉っぱ自体には味は

無いんで、天ぷらにして食べると美味しくいただけましたね。

ま、天ぷらにすれば何でも美味しいですけどね(ノ∀`)アチャー。


$ひげブログ-ガンガラーの谷7

谷の中にはもちろんまだ洞窟が残っています。

ランタンが用意されていましてね、これを持って中に

入っていくわけです。

なんかトンベリ(byFF)になった気分です。


ところでこのガンガラーの谷、ガンガラーって何のこと

だと思いますか?

ここは洞窟の天井が抜けて谷になった話をしましたが、

この辺りは鍾乳洞がたくさんあるんですね。

で、鍾乳洞の天井から上の地上まで穴が開いていたりする

わけです。

昔子供たちがよくいたずらでそんな穴に石を投げ込んだり

して遊んでいたんですね。

そして石を放り込むとですね、

ガラガラガンガラ~…

って反響したわけなんですよ。

それがこの谷の名の由来なんですねー。


$ひげブログ-ガンガラーの谷8

するとこんな巨大な鍾乳石が天井から下がっていました。

男の神様ですと…。

…次行きましょかー。


$ひげブログ-ガンガラーの谷5

お次に姿を現したのは巨大な木の簾ですよ。

ガジュマルです。

ご覧のとおり気根って言いましてね、枝から無数の根っこが

垂れ下がっているんですよ。

このガジュマルの気根、最初は蔓のように細いんですが、

地面に到達するや、地中で根を拡げてどんどん太くなって

いき、樹皮がついて幹のようになっていくんですね。

そして元々の幹は枯れてしまって、いつの間にやら気根が

新たな幹になってしまうんですよ。

ということは幹が代わることによって、元の場所から移動

することになるわけで、つまりガジュマルってのは、

歩く木なんですね!アキサミヨー!

$ひげブログ-ガンガラーの谷4

見上げてみるとどうですか!

なんと神秘的なガジュマルの姿なんでしょう!

いやもう夥しい気根と枝が複雑に絡まり合って、ぬーが

ぬーやらむるわからん
と言う状態ながらも、なにやら

神威とでも言うべき気を感じますよ。


$ひげブログ-ガンガラーの谷6

ガジュマルを行き過ぎて、振り返るとこれまた一体どこの

RPGワールドに紛れ込んだのかと言うような光景
が展開

されるわけですよ!

左側に何やら石積みの遺跡のような建造物があるのがわか

りますか?

これ、現役のお墓なんですよ。しかも個人所有の!

なんてすばらしいお墓なんでしょう!

こりゃ間違いなくジョーンズ博士が発掘に来ちゃうでしょう

なぁ!


$ひげブログ-ガンガラーの谷7

おお!さっそくジョーンズ博士が黄金の聖杯を発見して

しまいましたよ!

…なんだと思いますこれ?

これ、オオゴマダラと言う蝶の蛹なんですね。

なんと金色の蛹ですよ!

そんなド派手な蛹のくせしてオオゴマダラの成虫はその

名のとおりご飯にゴマをふり掛けたような一見地味な

色彩の蝶なんですが、…大きいんですよ!

オオゴマダラは日本最大級の蝶なんですね。

いずれこのブログでも紹介しましょうね。


$ひげブログ-ガンガラーの谷8

さてこの谷は自然の驚異や信仰の聖地という側面の他に、

原始時代の遺跡というもう一つの顔があるんですよ。

港川(みなとがわ)人といいましてね、1万7千年~8千年

くらい前の人類なんですね。

この谷には港川人が生活していた痕跡が多数残されているん

ですけどね、この写真は地面のわずかな窪みの周りを石で

囲んである港川人の遺跡です。

なんだと思いますか?

なんですよ。埋葬した跡なんですね。

しかもここは墓地と言うわけではなくて、なんとこの埋葬

場所のすぐ脇に、彼らが生活していた痕跡があるんですね!

食べ物を焼いて食っていたとみられる焚火の跡、土器の欠片、

魚の骨や木の実なんかが出土してるんですよ!

なんとダイニングキッチンの横に墓があるなんて、シュール

だぜ!港川人!


さてこれで楽しいガンガラーの谷散策はお終いです。

腹が減ってきたので、お次は島尻でのアタクシ一押しのスポット

へ向かいますよー!


あんしぇぐすよー、ぐぶりーさびらー、またやーさい!(・ω・)/
帰ってきた

…と言えばその後に続くのは、アタクシらの世代はもうね、

反射的に、

ウルトラマン

なんですね。

「帰ってきたウルトラマン」

ですよ。


しかし今回帰ってきたのはウルトラマンじゃないんですね。

今回は

「帰ってきた上原渚」

の話なんです。


$ひげブログ-上原渚8


昨年5月に万人から惜しまれつつ、ネーネーズを卒業した

上原渚が、なんとこの四月からカムバックを果たしたんで

すよっ!

三月末でネーネーズのアクビちゃん、仲本真紀が寿引退した

後、通常でしたら新メンバーが加わるわけなんですが、

ここでまさかの上原渚復帰ですから、驚きましたね!


いままでもメンバーが一人抜けた後、新メンバーがデビュー

するまでの間、卒業した元メンバーがピンチヒッターで

登板したりすることはありましたが、一度卒業したメンバーが

完全復帰すると言うのは、ネーネーズ史上前代未聞の椿事

と言えるわけです。


昨年5月にネーネーズを卒業した上原渚は、月に1、2回

程度は、ライブハウス「島唄」のステージに立つことはあ

りましたが、基本今までとは全く違う世界に進むべく、

研鑽を重ねていただけに、この突然の復帰は、正直ちょっと

違和感もあるわけですよ。

しかし今から考えてみれば、アクビちゃん卒業の予告があった

時期から、上原渚の復帰準備は周到に進められていたような

感もあった気がします。


ただ、彼女は決して違う世界を断って、ネーネーズに復帰したの

ではなく、おそらくそちらの道の修行も続けるのでしょう。

彼女はすごい努力家です。きっと両立させると言う決意と自信を

持ってネーネーズに復帰したのだと思いますね。


ともあれ、ナーギーの復活で、またあの全身鳥肌が立つような

パワフルな「国頭サバクイ」を聴くことができると思うと、

アタクシは嬉しくて嬉しくてたまりません!


$ひげブログ-上原渚

アタクシ思うわけであります。

ナーギーとは、インド、東南アジアで蛇身の女神のことを

言うんです。

そして日本では蛇は弁才天の眷属という位置づけです。

弁才天は言わずと知れた芸能、特に音楽を司る神様です。

さらに三線は蛇皮を使う。

もう間違いありません、上原渚は弁才天の化身です!

宗教用語で言えば弁才天が沖縄の地に垂迹(すいじゃく)

て、上原渚として現世に姿を現したのです。

これを権現(ごんげん)と言います。

そう思えば、彼女はネーネーズに戻るべくして戻った

言っても過言ではないでしょう。


ともあれ、一度卒業しておいて、出戻ったわけですから、

今度はなかなかやめられないですよ。

あと10年はネーネーズ続けないと!

やはりこれも神の意志なんでしょうねぇ…。


お帰りなさい!

上原渚権現加那志、嘉利ー!嘉利ー!嘉利ー!



ぢゃっ、そーゆーことでっ!(`・ω・´)ゞ