「ひーとぅ」ぬステーキ | ひげブログ

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へっぽこ三線奏者、ひげまるの特にテーマ性の無いブログ


美ら海水族館を堪能して、出てきたらもう夜になってしまいました。

そう、ここ本部にも夜の帳が下りるんですよ。

「帳」と書いて「とばり」と読むんですよ。夜の帳です。

今頃、首里の大村御殿の門前に耳切り坊主が立ち始めた時間帯でしょうか?

ちびっこたちは耳をグスグスやられないように、気をつけなくてはなりませんね。


そして耳切り坊主が立ち始める時間になったということは、アタクシのストマックも

かなりのピンチ状態に陥っているということです。

「ヘイ!ヘイ!海ブドウそばとサトウキビジュースからこっち、何も寄こしてこねー
たぁ、一体どういう了見なんだいトム?!」


…俺はトムじゃねー。

「ヘイ!オマエはどういうつもりでオレサマの生き甲斐である消化活動をさして
くれねぇんだ?あんまりオレサマを暇にさすと、オマエの体内で、Buffalo soldier
歌ってやるぞ!」


…冗談ではない!

アタクシ、急いでアクセルをふかしましたよ。どこかいい飯屋は無いかときょろきょろ

しながらね。

もうストマックも待ちきれなくなったんでしょう。歌いだしましたよ、アタクシの体内で、

No, woman, no cryを…。

Buffalo soldierじゃなかったのかよっ?!


そうこうしているうちに名護市に入ったところで、食堂を見つけましてね。ようやく

ひとごこち付いたわけです。


んで、メニューを開きましてね、せっかく沖縄に来てるんですから、やはり地の物を

食べなくては、そりゃ孫寧温さんに申し訳が立ちません。

するとアタクシ、見つけたんですね。メニューの一行に怪しい単語を…。


ひーとぅ?


ひーじゃーは山羊ってことぐらいはアタクシだってわかりますけど。

ひーとぅですか…。なんでしょう?

で、尋ねたんですよ、店ぬはーめーに。

ほー、なるほどと…。いや確かに沖縄に無いはずが無い食材だと。

イラブーを食べるんだから、そりゃひーとぅも食いますわなと。

そんな顛末で、アタクシ注文いたしましたです。ひーとぅのステーキってやつ。


$ひげブログ-名護ひーとぅぬステーキ

はい、出てきましたですね。ひーとぅのステーキです。

…焦げてるね。

…タレがどぷどぷかかってるね。

食べてみましょう…。


あ・じ・が・濃・い・ぞ…と。


こりゃ本土のひーとぅ料理の方が断然美味いぞ!

ていうかステーキという調理法に難が、いやいやまずタレが問題、絡めすぎだよ!

そして焼き加減、焦げてんだよっ!

なに親の仇みたいに焼き尽くしてんだよっ!

ま、はっきり言って美味しくなかったぞ…と。



で、ひーとぅって何か?

フリッパーですよフリッパー。

フリッパーがわからない?

子供の頃よくフリッパーの鳴きまねしなかった?

エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛って。

アタクシが子供の頃っていつか?

昭和40年代っすけど…。


正解は、イルカです。

沖縄ではイルカのことをひーとぅと言います。

イルカと言うとみんな"あぎじぇっ"て思うかもしれませんが、

イルカとクジラは一緒です。原則体長4m以上がクジラ、それより小さいのをイルカと

呼んでいるだけなので、「The Cove」なんか見て惑わされないようにね。


さて、これから大急ぎで那覇にもどるぞっ!

早く戻ってMy"加那志"の顔を拝まねばっ!

…その顛末はまた次回に。


あんしぇーぐすーよーぐぶりーさびらまのみぐさぁ~アチャー(・ω・)/!