うつ病の回復期の危険性 | ongaku:キョウノイチマイby『飄逸庵』

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こんにちは、おと虫です。

 

今日は音楽のことではなく、本職の心理カウンセラーとしてブログを書きたいと思います。

特に身近な人がうつ病を患っている人に理解していてほしいことです。

 

うつ病の症状というのは人によって深い低いがありますが、重篤なうつ病、特にPTSDを併発している人は回復するまでにとても時間がかかります。

 

状態が良くなってきたと周りが見て思ってても、本人は「普通に見られたい」「治っていると信じたい」と無理をする傾向があります。

確かにそう思えるくらい回復してきているといってもいいのですが、この時期が一番危険です。

 

ちょっとしたことがきっかけで、自殺する確率が高いのがこの時期です。

 

身近な人が、「あ、良くなったな」と思ってする迂闊な言動で『突発的自殺』の引き金を引きかねません。

 

もちろんその言動は良かれと思ってするのでしょうが、あなた目線で行動(言動)してしまう事があります。

 

当人の立場に立って考えたら回避できることです。

あなたが良かれと思って(心配して)した行動が当人からすれば「やはり理解されていない」「やはり自分はダメな人間だ」「生きている資格がない」と感じてしまう事もあります。

 

絶対に当人を焦らせる言動は慎んだ方がいいのです。

 

折角、快方に向かっていたものがゼロ地点になってしまう可能性が高いのです。

 

見守っている側も辛いでしょうが、一番辛いのは当人です。

 

暖かく楽観的にふるまう事が大事です。

 

繰り返し述べますが、当人を焦らせては絶対にいけません。

当人はただでさえ引け目を感じています。

 

今後のことが心配なのはわかりますが、それは当人が一番心配で不安なのです。

周りからその部分に触れられると当人は焦ってしまい、頭が真っ白になって何も考えられなくなり、結果、自殺を選んでしまうのです。

 

うつ病、PTSDはやっかいな病です。

対応は心療内科医(担当医)や、心理カウンセラーに任せることです。

 

身近な人の心配は、当人に対しての不安や心配と思わせておいて実のところ自分の心配である場合が多く、その事を当人にぶつけているケースが多いのです。

 

最後に言いますが、うつ病、PTSDは良くなるまでに時間がかかる病気です。

 

当人だけでなく身近な人も根気強く臨むことが大事です。