上善は水のごとし(老子)
「水のように柔軟に生きる」
最上の「いい」ことというのは、例えてみると「水のようなもの」ではないでしょうか。
水は善く万物を利して争わず
水というものは万物に利益を与えていながら決して他と争いませんよね。
例えば、水は丸い器に入れると丸くなるし、四角の器に入れると四角になる。どんな形にも逆らわない。とても、柔軟で謙虚です。
そして、水は色々なものに利益と恩沢を与えています。
この自然の中で水無くして生きているものは一つもありません。それほど偉大な存在でありながら水は決して誇ることをしませんよね。
世の人は誰もが一歩でも上へ、一つでも高い地位を欲しがっているけど、水はそれとは反対に低いところへと流れていきます。
だけど、次々と支流をかかえて、段々と広く大きくなっていく。しかも、最後には海に流れて偉大な存在となります。
人も水のようにありたいものです。