道の道とすべきは常の道にあらず | ongaku:キョウノイチマイby『飄逸庵』

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道の道とすべきは常の道にあらず(老子)

 

「幸福な道は常識の中にない」

 

これって、『生きがいは名誉、財産、地位のなかになし』ってことなんですよね。

 

人間が学んでいく理想的な生き方(道)は、日常生活で世の中の人すべてが「いい生き方」だと言っている生き方とは違うと思います。

今日まで世の中の人は、成長と拡大を目標として、身を粉にして、汗水をたらし、弱肉強食の競争を繰り返し、勝ち組として生き残っていく生き方が良しとされてきましたよね。

しかし、数字ばかりを尊んで愛を忘れ、人情を捨てて、目標達成のために走り続ける「生き方」が、真底から人間に生きがいをあたえてくれるのかって懐疑的になります。

 

人間が求めるべき最高の功績は名誉や地位や財産では決してないという事を、この老子の言葉は伝えているのだと思うんですね。

 

人間が人間として生まれ、こうして生きられるのは自然が人間を生み、育てているのではないでしょうか。

 

自然無くして、人間は一人として生きていけない。ならば、もっと深く自然の偉大なる功績に気づき、自然に逆らわない生き方を学んでいくのが大切なのではないでしょうか。