Rip Slyme /『Masterpiece』 | ongaku:キョウノイチマイby『飄逸庵』

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昨夜は、22時前に就寝したのだが、23時過ぎに目が覚めてそれから眠れなくなった。

 

というのも、昨日の昼に庭の草むしりをしたのだが、途中から体の痛みが激しくなった。持病の線維筋痛症だ。

それから、身体を休めていたのだがどうしていても身体が痛い。

その痛みで結局安眠できず、眠れなくなったのだ。

 

NHK-FMの『ラジオ深夜便』を聴いて気を静めようと思うが無理で、睡眠導入剤を飲むが眠れないまま朝4時を過ぎた。

 

何とも言えない痛みだ。

 

よく言われるのが、末期ガン患者の痛みと同等と言われるが、この病気で死ぬことはない。

 

猶更、いつまでこの痛みと付き合わなくてはいけないのかと思うと、楽観的な性格でも落胆する。

 

気を紛らわすために書斎に入って、この一枚を聴いている。

 

日本を代表するヒップホップグループのひとつ、リップ・スライムの4枚目のアルバム『Masterpiece』だ。

 

実を言うと彼らの作品の中で本作が一番好きだ。

 

バラエティーに富んだ作品ではないが、落ち着いた感じでスムースなグルーヴ感が堪らない。

それを表しているのが『黄昏サラウンド』だ。

しっとりとしたメロウなサウンドに落ち着いたラップリレーが繰り広げられ、何となく郷愁感を感じる。

 

このアルバムを引っ提げて、彼ら初のアリーナツアーを慣行をする。大阪城ホールを皮切りに、日本武道館(3DAYS)など7都市11公演、述べ10万3000人を動員。彼ら史上最大のツアーとなっている。

 

彼らの魅力はなんなんだろうとふと考えた。

 

それぞれのキャラクター、チームワークはもちろんだが、最たるものは「わかりやすいお洒落さ」じゃないだろうか。

マニアックではなく、サラッとお洒落なニュアンスを聴く者に感じさせるセンスの良さから、J-Pop好きからコアなヒップホップリスナーまで幅広い人間の心を捉えているのではないだろうか。そして、やんちゃなリリックのなかに真に迫るシビアなリリックを垣間見せるところもしっかりコアなヒップホップの軸を捉えている。

 

正当派でありながら小難しいことを押し付けていないところが魅力なのではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

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