どうも、おと虫ミュージックへ。おと虫でございます。
このプログラムは、我が家のライブラリーにある名盤珍盤を一枚抜き取り、良くも悪くもわがまま勝手にレビューをするプログラムとなっております。
今日取り上げるのは、コチラ。
The Cecil Taylor Quartet [ Looking Ahead!]です。
1958年の6月9日に録音され、コンテンポラリーからリリースされたセシルの初期を代表する一枚です。
セシル・テイラーと言えば当然フリージャズのピアニストの大家なわけですが、この頃はギリギリモダンジャズの色が強いです。ので、初心者がセシルのピアノを楽しむのに持ってこいの一枚だと思います。とはいえ、天下のセシル・テイラーですから、そこら辺のありふれたモダンジャズとはすでに一線を画しています。
また、ヴァイブが入っているのが非常に珍しい。その辺からモダン臭がするのですが、セシルのピアノはすでにこの頃ドシャメシャな片鱗が垣間見えています。
隙あらばやってやるぞ的なニュアンスが伝わってくるんですよね。
そういう意味でフリージャズへ模索をしていた時期という意味でも非常に興味深い一枚となっております。
3曲目の「オブ・ホワット」なんか、相当インプロビゼーション全開です。だけど、モダンジャズの域を抜け切れていないもどかしさ。だけど聞く方は、それだけ聴きやすくなっていて、どぎついセシルを聴く前にまずこの一枚を聴いた方がいいと思います。
実際の楽曲はSpotifyのリンクを下に貼っておくので、そちらからお聴きください。
このプログラムでは、皆さんのご意見・ご感想をお待ちしております。
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それでは、また次回お会いしましょう。
https://open.spotify.com/album/0HoNxUUdY5LcI4mvBaY9yo?si=QnYuXNBoQ-Wm9BYOEtS1Ew