Al Cohn Quintet Featuring Zoot Sims:[Al And Zoot | ongaku:キョウノイチマイby『飄逸庵』

ongaku:キョウノイチマイby『飄逸庵』

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昨夜は激しい雷雨で蒸し暑かった。

 

朝目を覚ましても、雨は上がったものの雲がどんよりと覆いかぶさっている。

 

線維筋痛症を患っているため、こういう天気の日は身体がきつい。

体のあちこちが巨人に雑巾絞りのように締め上げられているようなそんな痛みだ。

 

痛みは自分にしかわからないから、ひたすら我慢するしかない。

 

少しでも痛みを和らげたくて、いや、気を誤魔化したいといった方があっているかもしれない。とにかく、痛みを開放したくてご機嫌になれるジャズを聴きたくなったので、ライブラリーから「Al And Zoot」を取り出して、比較的ボリュームを上げて聴いている。

 

Al & Zoot

同じテナーを吹いているのに個性とはすごいものだ、どちらがどちらかとすぐわかる。

アル・コーンは流れるような繊細な吹き方だが、ズート・シムズは野太い男らしいというか少し野暮ったい吹き方をする。

普段なら、アル・コーンのスタイルが好きなのだが今日みたいな日はズートのズシンとくるローブローな吹き方の方が心地よく聞こえる。

 

このアルバムの本当の素晴らしさは、あまり知られた人ではないがドラムのニック・スタビュラスのドラミングだ。まるで、アート・ブレイキーを彷彿させる。

 

ドラムがこれだけしっかりファンキーに刻んでくれると自ずと各々がノッているのが解る。

 

それにしても、身体が痛い。

いっそ、肉体が無くなってしまってくれたらどれだけ楽だろうかと考える。