どうも、おと虫です。
訳の分からない、「新型コロナウィルス」で通りに人がほとんどいなくて閑散としておりますな。
ただ、面白れぇのが、この新コロのおかげで今年はインフルエンザの患者がグーンと減ったそうですな。
訳を聞くと、どうやらいつも以上に手洗いうがいを徹底したことからきてるようで、今までがいかにいいかげんで汚かったかが解りますな。
まぁ、外にも迂闊に出れねぇのを口実に一日中、好きな音楽を聴く口実ができてこっちとしてはよかった、なんていうとまた「不謹慎だ!」とか「人間のクズだ!」とか「顔がでけぇんだよ!」っていう人が出てくるんでしょうな。
「大きなお世話だ、バカヤロウ!」ってな感じで、今日もご紹介していきますよ。
今日ご紹介するのは、コチラ。
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ベン・ウェブスターの「ソウルヴィル」でございます。
1957年10月にオスカー・ピーターソン・トリオとセッションしたものを録音したもので、通の間では人気のある一枚ですね。
若かりし頃のハーブ・エリスが参加しているのも心にくい一枚です。
ただ、1曲目の出だしは、エリスらしいブルージーなギターを聴かせるんですが、あとはてんで見せ場がないのが残念ですな。
この時のパーソナルの年齢をちょっとご紹介しておきますと、tsベン・ウェブスターが48歳、pオスカー・ピーターソンが32歳、gハーブ・エリス36歳、bレイ・ブラウン31歳、dsスタン・リービーが32歳といった感じで、ウェブスターとの年齢差が結構あるんですよ。
ウェブスターは相変わらずねっとりとした、劇画テイストの男臭プンプンのプレイを聴かせてくれるんで、一歩間違えると本宮ひろしの漫画並みに暑苦しくなるんですが、このアルバムはうまいことなってないんですね。
それはピーターソンのピアノと、レイ・ブラウンのベースが重要な役割を果たしているんですな。
ピーターソンのピアノがアグレッシブで見事なインタープレイを全編通してやってるんですよね。一見すると伴奏だけに走り勝ちになりかねないところをウェブスターに勝負するかの如く、うまく絡んでいるんですよ。そこで、重要な役割を果たしているのがレイ・ブラウンの演奏なんですよ。ただ、伴奏しているだけでなく余白のある少ない音を印象的に使って個性的な伴奏をしているんですね。
このおかげで、ウェブスターもピーターソンもリリシズムのあるプレイが出来たのだと思います。
なんで、僕としては、ドラムレスのトリオセッションでもよかったのじゃないかなと思う一枚です。まぁ、そこにハーブ・エリスのギターがちょこっとだけどおまけがついてきたという風に見た方が得した気分にはなりますかね。
残念ながらドラムのスタン・レイビーの良さは全く感じられません。
では、今日はこの中からハーブ・エリスのギターから始まるブルージーな曲「ソウルヴィル」をご紹介しましょう。
是非、聴いてみてください。
そして、聴いてみてどう感じられたか、是非ご意見・ご感想をお聞かせください。ほかにも、ご要望等がありましたら、コメント欄によろしくお願いします。そして、もっと聴きたいと思っていただけたらフォローもよろしくお願いします。
最後までご覧いただきありがとうございました。
まだまだ、さまよっているブログですが皆さんと一緒に作っていけたらと思っています。これからもよろしくお願いします。
では、次回またお会いしましょう。