【悲報】フランス女優、アンナ・カリーナ死去 | ongaku:キョウノイチマイby『飄逸庵』

ongaku:キョウノイチマイby『飄逸庵』

音楽は『目に見えないインテリア』。
音楽は『耳から入れる薬」。
音楽マイスター「おと虫」の、音楽処方箋。
*紹介している商品は、画像をクリックするとameba picsで購入もできます。
音楽療法と心理学をブレンドしてあなたの心の浄化をサポートします。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

女と男のいる舗道 [ アンナ・カリーナ ]
価格:4401円(税込、送料無料) (2019/12/13時点)

 

 

近代映画界に多大な影響を与えた動きというのがフランス映画界から始まった『ヌーベルバーグ』だった。

 

代表的な監督といえば、ジャン・リュック・ゴダール。

 

 

彼の作品のミューズといえばアンナ・カリーナだろう。

 

公私共にパートナーだった時期もあり、時代を凌駕したカップルだった。

 

そのアンナ・カリーナが亡くなった。

 

非常にショックだった。

 

今までの自分の半生を振り返ると、彼女にまつわるエピソードが多い。

亡くなった記事を見た瞬間、走馬燈のように私自身のそれらのエピソードがフランス映画のフィルムのように思い返された。

 

まるで、自分の内部にある大事なものだけ、先に死んでしまったかのような気分だ。

 

今日は珍しく、静かな雨が降っている。

庭の石が雨に濡れ、落ち葉の上に優しく降り注いでいる。

 

仕事は溜まっているが、そんな美しい情景と、彼女の死が僕を感傷的にしてしまい、なんだかボーっとしていたい気分だ。

 

僕は、CDライブラリーからアンナ・カリーナのCDを撮り出しプレイヤーにいれ、再生ボタンを押した。

 

情景と音楽が一体化する。

 

頭の中で、彼女の映画のワンシーン、ワンシーンが浮かぶ。

 

あのくったくのないキュートな笑顔が浮かべば浮かぶほど切なくなっていく。