ジェネシスは何といってもピーター・ガブリエル在籍時がいい。
そういう意味では本作はジェネシスの最高傑作だ。
本作は4thアルバムになるのだが、本作で初めて全英アルバムチャートでトップ100にランクインし、最高位12位までいった作品だ。
メンバーは3rdと同じく、ヴォーカルにピーター・ガブリエル、キーボードにトニー・バックス、ベースがマイク・ラサフォード、ギターがスティーヴ・ハケット、そして、ドラムスがフィル・コリンズという布陣だ。
今までの作品よりシンフォニックでストーリー性にインパクトのある作品に仕上がっている。
ちなみに、本作で使われているメロトロンは、キング・クリムゾンから譲り受けたものだそうだ。
そのメロトロンの印象は大きく、オープニングから圧倒され、一気に作品の世界観に引きずり込まれる。
ジェネシスの特徴ともいえるバロック音楽からの影響は、本作ではうまくさじ加減がされていて、幻想的な世界観を生んでいる。
是非、一聴してもらいたい一枚です。