竹馬の友というのは、何年会っていなくても不思議なもので会うと昔の様に話ができるものだ。
なぜ、そう思ったかというと、20年ぶりに私が演劇の専門学校に通っていたころの同級生に会ったからだ。
入学してすぐなんとなく仲のいいグループがいくつかできるのは、ほとんどの人が経験しているだろうからその感覚は解るだろう。
今日会った友人は、私が入学してすぐに仲良くなったグループの一人で、夏休みに何人かで実家の熊本まで遊びにきた。
すごく頭が切れ、人のお世話をするのが得意な彼女のことを、「委員長」とあだ名をつけたのは確か私だったのではないだろうか。
いや、それとも、クラスの委員長をしてて、そのままあだ名になったのかは定かではない。
私も郷里ではないが、郷里の近くの九州へ移り住んで早くも12年が経った。
その間、東京へ行ったのはたったの2回だ。しかも、出張で。
当然、旧友たちと会う時間もなく月日が過ぎていった。
みんな、結婚していったり、仕事で忙しくしてたりと連絡やメールをする機会も薄れていった。
ただ、FaceBookがあるおかげで、なんとなく数人だが安否確認はしていた。
そんな折、彼女のFaceBookを何気なく見たら、大宰府にいるというではないか。
結婚したのは風のうわさで聞いてはいたが、まさか大宰府にとは先日まで知らなかった。
ご主人が、大宰府の由緒ある神社の神主さんということで、神社好きということもあって今日訪ねて行った。
甘く見て下道で行ったものだから、2時間半も到着するまでかかってしまった。
学問の神様の太宰府天満宮には中学のころ行ったことあったが、彼女の嫁いだ神社「石穴稲荷神社」は先日たまたまテレビを見ていて取材されてて行きたかった神社だった。
彼女から色々由来や歴史を説明してもらったが、古代のころから祭事が行われていた神聖な地らしく、その始まりの詳細までは解っていないらしい。しかし、本当に珍しい場所で、今まであのような神社を見たことがない。霊験あらたかというが、まさに聖地である。
今日はあいにくご主人が不在だったので、次回は是非取材をさせていただければと思う。
パワーが弱っている人は、是非行ってパワーを注入してもらうといい。