2019年に発売のアルバム「ディス・ランド」に収録の、ダークなるスロー・ブルース・ロックのシングルヒット曲な
ゲイリー・クラーク・Jr. はアメリカ出身のブルース・ロック・ギタリスト にして、シンガーソングライター な
あのですね
僕は基本的にオールド・ロックしか聴かないのはご存知の通りなんですが、わりと最近のロック(ロックというジャンルそのものが瀕死状態ですが…)でマジメに楽しませていただいているのが、この、ゲイリー・クラーク・Jr. であります
いわゆる、「ド・ブルース」ではもちろんなくて、しかし、根底に流れるトラディショナル感は頑な、しかし、非常にオルタナティブにして、なおかつ、独特なるメロディアスとヘヴィ感がズウウウ…ンっと、魂に響いてくるんですわ
「現代のブルース・ロック」
とは、まさにこれ…かと
かなり、惹かれます
かなり「アク」の強いギター弾きであります
滲み出る「脂ぎった個性」に痺れますな
いわゆる技巧派ではありません
「情念派」
というカテゴリーに分類しとります(個人的な選別ですよ)
ブルースとロックをエレクトリックギターを用いて「究極融合」したのが ジミ・ヘンドリックス だとして、その系譜に位置するのは間違いないですが、あそこまで煌びやかではない
けど
「2010年代という現代」と「遥かなるルーツミュージック」、さらに、その「アクの強い個性」が紡ぎ出す「鮮烈」たるや、追随を許さない「頑固」と「斬新」がある
痺れまくりであります
惚れ惚れする「巧さ」とは対極に位置する、「魂の注入」と「情念の開花」たるや、もはや「ロック新境地」の域に到達しとる…と感じまする
いいなぁ
これでいいんだよ…という、圧倒的なる「説得力」が気持ちよいのう
「オールド・ロック」は好き…だけど、「現代のロック」はどうも聴きづらい、入り込みづらい、没入できない…という僕のようなオッさんでも「揺さぶられる」と思いますなぁ
2012年発売のデビューアルバム「ブラック・アンド・ブルー」の方が聴きやすいかもなぁ
ポップ色もあるし、「ディス・ランド」みたいに「ブラック感 超どっぷり」って感じでもないしなぁ
この ♪パール・キャデラック に関しては、ジミヘンとカーティス・メイフィールドと、さらに、プリンスが「まぐわってる」感じもちょっとあるな
ない
こういうの、聴いたことない
レニー・クラヴィッツ が ジミヘンとゲイリー・クラーク・Jr. の間に存在するような気もするけど、レニーはジョン・レノン的なる「明なるロック」色が濃厚だよな
それに比べて、ゲイリー・クラーク・Jr. は「暗なるロック」を背負ってる感が濃厚よ
その時の気分によって、聴き分けてそれぞれ楽しんでおります
いいわぁ
この「濃厚ブラック」、最高すぎますわ
…とぷんっ
と、沈むという快楽よ
御愛読感謝
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