[ふいに無性に]ウイングス ♪心のラヴソング を聴く | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?




今日の「ふいに無性に」は…






ポール・マッカートニー&ウイングス

♪心のラヴ・ソング


1976年に発売のアルバム「スピード・オブ・サウンド」に収録された全米No.1ヒットな




ウイングスはビートルズ解散後にポール・マッカートニーが作ったバンドな


さて


僕のiPodにはポール・マッカートニーの2枚組ベストが入っているんだけども


これをランダム再生していて、この ♪心のラヴソング がふいに流れ出すと、なんだか、妙に得をしたようなありがたい気持ちになるのである


この優しきメロディと軽妙、そして、不滅なる洒脱…


とは言うものの


たまらない哀愁と憐憫みたいなものを僕は同時に感じてしまう


つまり


メロディアス・ポップ・ロック…というものが瀕死の危機にあり、いや、あるいはもはや、墓石の下に閉じ込められてしまっているのではないか⁇ という悲痛に囚われるのである


こういう輝かしい大ヒットが、「遺物」と化している現状に寒々しいモノを感じてしまう


僕は「オールド・ロック」をこよなく愛する立場…と言い続けておりますが、いまや、完全に「懐メロ化」してしまい、当時を知る人しか耳を傾けなくなってしまった、と感じるたび、なんだか背筋が凍ってしまう気がしてくるのだ


「時代遅れ」


と呼ばれるような


そんな自分の頑なな趣向に誇りを抱きながらも、しかし、やっぱり、苦々しい焦燥感も否定はできないか…⁇


(~_~;)


けど





「いいものはいい‼︎」


と叫びたい気持ちになるのだ


♪愛してる 愛してる 愛してる


この、あまりにもなサビ…^_^


僕はポール・マッカートニーの柔らかくてあたたかいメロディ、そして、その歌声が大好きなのだっ‼︎


じっくり聴いてよ


癒される


印象的なイントロも最高だけど


途中、ハーモニーとコーラスだけになって、すう…っと吸い込まれていきそうになる瞬間が特に好きかなぁ


お、ライヴ映画「ロックショウ」の映像もあるな



普遍的なる、メロディアス・ポップスの「王道」にある、と思う


けど


ちょっと埃をかぶっているような気もする


だから


僕の心のロックアルバムの棚から、時々引っ張り出しては、その埃を払い続けている


パタパタ…とはたいてから聴く


そして、呪文のようにこう唱える


ずーっとずーっと聴くたびに、「今と同じ気持ち」でいられますように…と唱える


♪心のラヴ・ソング


ささやかでいて、寄り添ってくれる感じの…


なんか


気の許せる友達のような一曲である


御愛読感謝