1968年発売の大傑作アルバム「アビーロード」に収録の、B面の大半を占める「メドレー大作」の冒頭一曲目な
これ、ポール・マッカートニー主導の前衛的なるピアノ・ロックな
♪君は僕にお金をくれない
♪奇妙な紙切れ(書類)をくれるだけ
これ、とんでもないほどに美しい旋律なんだけど、ラヴ・バラードではない…ってのがなんとも言えないな
ポールがどうしても納得いかないビジネスの内実を歌ったらしいんだけど…
まぁ、天文学的巨額にまつわる不満なんて、僕のような庶民には理解できるはずもありませんけど…
さりとて
このメロディたるや、マジ、ヤバイ美しさよのう
まさに、地球を代表するメロディメイカーたるポールの真骨頂よ
でさ
なんでまた
退院の朝にこれを聴きたくなったか⁇
というとね
「お金」
の ことを考えたからなんだ
ざっくばらんに書くか
今回の入院で僕は約20万円の医療費が掛かったんだけど、「高額診療費」には「限度額認定制度」ってのがあって、かなりの金額をお国が負担してくれるわけ
実にありがたい話
僕はこれを利用させて貰ったのは2回目かな⁇
過去に肩の手術をした時と、今回の結石の手術な
で、その約20万円の医療費の半分以上減免されるのかな(たぶん ^^;)
さらに
僕は「潰瘍性大腸炎」という国の指定難病も患っていて、これの薬代がバカ高いんだけど、これもありがたいことにかなり補助していただいてます
確か3か月で10万円以上かかる
で、この「潰瘍性大腸炎」ってのは寛解はあっても完治はしない病気で、その症状が悪くなってくると入院も必要になるし、血液中の悪い成分を濾して戻す「顆粒球吸着療法」って透析みたいな治療をしたりするんだけど、これがまた超高額治療費かかる
確か、全8回から12回くらいの行程で100万円以上もしたはず
入院費とは別にそれだけかかる
けど、「指定難病」と認められたら収入に応じて、その治療費のほとんどが補助していただける
いやね
今、「政治とカネ」の問題、さらに、「大震災の対応」で国は揺れてる
「日本国おかしい、自民党おかしい‼︎」
となってるわけだけど
こと、医療保険制度に関して言えば、これでもかってほど手厚い…としみじみ思うわけ
また、僕はアルツハイマーに侵された母親を泣く泣く「特養老人ホーム」に入所させたけど、この介護保険制度もじつにありがたかった
確か、ひと月 約13万円ほどの負担で要介護4の母を面倒見ていただいたかな
で
いつだったか、ある大企業の重役の方とお話しする機会があって、僕は 思わず言っちゃったのよ
「日本だけ国民のお給料が30年間も上がってないなんてニュースを見ると、やっぱり、間違っていたのかな⁇ とは思っちゃいますけど」
と、返ってきた言葉…
「では、あなたは 例えば アメリカ式の合理的な考え方で『お給料3か月分あげるから 明日から会社来なくていい』と首を斬られる社会を望みますか⁇」
「え⁈」
「路上で暮らす貧しい人々が溢れる社会でも、あなたは年収がいくらか上がった方がよいですか⁇ 病気になっても医療費が払えなくて我慢しなくちゃならない社会を望みますか⁇」
「いや」
「すいません、例えばの話ですよ ただ、いい面と悪い面がそれぞれあるから簡単に優劣をつけることはできませんが…」
「はい」
「この世界を我々の大多数が望んだ結果だとは言えませんか⁇」
「え」
「整然としたゴミのない街、充実した医療制度、終身雇用という安心感… これを大多数の方が望んだからこそ、実現した社会だとは言えませんか⁇ 」
「…う」
「なりふり構わぬ拝金主義、徹底的な合理主義、問答無用の弱肉強食がお望みですか⁇」
「いやぁ、まぁ、それはちょっと…ぉ」
「…と、日本人の大多数の人たちが考えるでしょう つまり、この日本はほとんど社会主義国みたいな国とも言えるんですよ」
「は、はい」
「…とはいえ、この社会の形態が『理想』とはもちろん言えない、けど、間違っているとも言いきれない」
「ははぁ…^_^;」
そんな感じの会話をさせていただいたことある
なんというか
「国の形」
っていうか
「我々が望む世界」
ってのが、僕にはよくわからない
今の「日本国」に こんなにも「不満」と「憤り」を感じながらも、その一方で「日本国」の、「日本国民」の『恩恵』をこんなにもたくさん享受している…という実態に我にかえる
我ながら
「ちょっと都合よすぎないか⁇ 」
とか感じながらも
いや待て待て、自民党は腐っとる…と歯痒いわけ
でもさ
リベラル左派は超危険過ぎるし、政策実現に期待できない泡沫政党に一票投じるのもスッキリしない
しかしながら
「今の日本」に生かしていただいている…のは確かだし、感謝もせねばならない
いや、煎じ詰めれば…
互いに支え合っているからこその、この「恩恵」であるならば、支えてくれている『同胞』にきちんと感謝すべきなのだ
…ということで
みなさまのお陰で、無事、憎き「尿管結石」を排除することができました
僕も身の丈分の「納税義務」はキッチリ果たさせていただきます‼︎
また
震災復興のお役に少しでも立てるよう、働かせていただきます
ん〜
ちょっと ごちゃごちゃ しちゃいましたが
「ありがたい国 日本」
について、少し考えてみました
若い時ってさ
やっぱり「母国のありがたみ」って理解しきれないのよ
オッさんになってやっと理解できたのよ
恥ずかしながらさ
ただし
年金受給と老後の生活への大いなる不安は拭えない
(^^;;
御愛読感謝