[ふいに無性に]キンクス ♪カム・ダンシング にニンマリする | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?





今日の「ふいに無性に」は…








ザ・キンクス

♪カム・ダンシング




1983年発売のアルバム「ステイト・オブ・コンフュージョン」に収録の全米TOP10ヒットや



キンクスは言わずと知れたブリティッシュ・ロックの革新に多大なる影響を及ぼしたレジェンド・バンドよ


ただし


ビートルズ、ストーンズ、フー…ときて、なぁんか、間を開けてから キンクス…って感じがあるのが、日本での評価って印象あるかなぁ


いやいや、待ちんしゃい


キンクスはずーっと「ニッチ路線」で頑なに活動し続ける「変態」にして、永遠の「変人」バンドである


この立ち位置は「永劫不動」の孤高の域にある


先に挙げたブリティッシュ・ロック・レジェンドバンドたちの中にあって、もっとも情緒的にして、内省的な印象が僕には強いかなぁ


さらに、ささやかなる詩的感が非常に肌触りがよい…と感じまする


カッコイイ…ではない


なんというか、背丈が近いという、目線が交わるというか、「親近感」がメチャクチャあるわけ


さて


この ♪カム・ダンシング ですが、一度発売されるも泣かず飛ばす…が、MTVで火がつき、低迷を打ち破る久々の大ヒットになった…とある


なんつうのかな


メリーゴーランド的なシンセサイザーのカラフルなる躍動の印象強いが、スカ・ロックのニュアンスもあって奇妙ではある


が、ふいに硬派なロックギターが顔を出して一刀両断的なリフを刻む


かくして


♪カム・ダンシング は人々のエキセントリックなる思考を刺激しながら、なんとなく、トラディショナル的なるダンスホールのメモリーへと誘い、それはキラキラと装飾されていて、我々の頬は図らずも緩んでしまう…という感じかなぁ⁇


で、なんとも「愛らしい」というこの感覚はキンクスならでは…である


テレビライヴあった



ふわっと楽しいよな


「カッコイイ」はロックの王道に違いないけど、「愛くるしい」もまたロックの在り方として捨てがたく貴重である


僕はふいに無性に ♪カム・ダンシング を聴きながら、「楽しいこと」や「楽しかったこと」に想いを馳せ、そのノスタルジアの海に身を投げるわけ


いいよな





やっぱり、キンクスはスペシャルだな


こんな気持ちになれるロックはあまりに「稀有」である


ニッチにして珍重されるべき、愛すべき「変態ロック」よ


ありがとうございます^_^


御愛読感謝