[ふいに無性に]フィル・コリンズ ♪雨にお願い に咽ぶ | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?





今日の「ふいに無性に」は…






フィル・コリンズ

♪雨にお願い



1989年発売の世界的大ヒットアルバム「バット・シリアスリー」に収録のシングルヒット曲な




フィル・コリンズはシンガーソングライターにしてドラマー、さらに、あのプログレッシブロックの雄、ジェネシスのメンバーでもあったスーパースターな


文字通り、80年代を代表するイギリス出身のレジェンドよ


んで


このバラード曲なんだけど、ギターの印象がかなり強いでしょ⁇


ご存知の方も多いと思いますが、これ、エリック・クラプトンが弾いてますのよ





僕はクラプトンよりジミー・ペイジやジェフ・ベックの方が好き…とは散々書いてきてますが、しかしながら、この ♪雨にお願い におけるクラプトンの泣きのギターはかなり痺れますな


あのね


クラプトンはあんまり「ピッキング・ハーモニクス」って使わないのよ


「ピッキングハーモニクス」ってのはギターの弦をピックで弾くと同時に親指の腹や側面を弦に浅く触れさせて、その音色を極端に「揺らす」というか、「悲鳴のような響き」にさせる技法なんだけども…


孤高のギタリスト ロイ・ブキャナンなんかが有名だけども


さて、フィル・コリンズの歌やメロディもドラマチックにして、その世界観も切なさ100%以上の高まりを感じるわけ



そこに、この 「泣きのギター」よ


それも、エリック・クラプトンが普段やらない「ピッキングハーモニクス」を最終盤に多用して盛り上げるわけよ


なにか「悲痛」というか、「嗚咽」というか…


ギターを通じて、そういうものが痛切に刺さってくるのよ


ね⁇


僕はエリック・クラプトンのギターソロの中では、もしかしたら1番好きかもな


ビートルズ時代のジョージ・ハリスンの大傑作 ♪ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス も捨て難いが、難しいところじゃのう


…っていうか、クラプトン本人名義の楽曲のギターソロはどうなの⁇


んんん


印象的なのはやっぱりこっちかなぁ〜⁇


また


フィル・コリンズの全盛期ってとにかく凄まじい勢いあったのよ


片っ端から大ヒットよ


難しくて理解しづらいプログレッシブロックから抜け出した反動かわからないけど、とにかく「ポップスの王道」を駆け抜けたわけ





でも


この ♪雨にお願い は気骨を感じましたな


「ロック魂」が練り込まれたバラードよ


お、当時のライヴ映像ありましたな





ギターはクラプトンじゃないけど、当時のライヴ映像はなかなか貴重ですな


僕はふいに無性に聴きたくなるわけ


クラプトンにして、ちょっとクラプトンらしくない異質なサウンドにして、思いっきり情緒的なるピッキングハーモニクスの連打を聴きたくなるのよ


僕は好きだな


名ロック・バラードだと思う


御愛読感謝