結果‼︎ 真道×石橋 元女子世界王者の男子デビュー戦‼︎ | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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元世界チャンピオン…とは言え、「元女性」でもある真道選手の「男性」としての試合が開催されましたな

ただし、「準公式試合」としての位置付けとなった

以下、真道選手から見た試合記事と、その対戦を受けた石橋選手から見た試合記事をそれぞれ貼りますな

元女子フライ級王者・真道ゴー、性同一障害を乗り越え、男子と初対決で判定負けも「楽しく闘うことができました」 サンケイスポーツ


 > プロボクシングの元世界女子フライ級王者で性別適合手術を経て男子選手としての活動を目指す真道ゴー(36)=グリーンツダ=が10日、エディオンアリーナ大阪で、現役男子プロの石橋克之(35)=姫路木下=とバンタム級3回戦で対戦。3回にダウンを奪われ、0-3で判定負けしたが、初の男子選手との対決にリング上で「楽しく闘うことができました。たくさんの方に支えていただき、感謝しています」と晴れ晴れとした表情で語った。


試合は日本ボクシングコミッション(JBC)公認の準公式試合として行われた。通常のプロの公式戦と同様、1回3分でヘッドギアは着用せず、計量は前日。JBCのレフェリー、ジャッジが採点し、勝敗を決める。当然、上半身は裸で闘う。この試合に備え、約50ラウンドのスパーリングをこなしてきた真道は腹筋など筋肉が浮き出たバキバキの体でリングに登場。1回は足を使いながら慎重に攻めると、2回以降は足を止めて打ち合う場面もあり、3回にダウンを喫した後もひるむなく攻め続けた。

真道が実戦に臨むのは2016年6月に藤岡奈穂子に判定負けしたWBO女子世界バンタム級タイトルマッチ以来7年半ぶり。ここまで5戦2勝(1KO)1分け2敗だった対戦相手の石橋は「息子に試合を見せたいという真道さんの思いに共感し、試合を受けた。速いし、パンチは男子と変わらない威力があり、びっくりした。男子プロでもできると思う」と称えた。

性同一性障害に悩んできた真道は17年10月の引退後、手術を受けて戸籍を変更。昨年4月に男子選手として活動するためのプロテスト受検を申請していたが、JBCは今年7月、受検を不許可。一方で男子選手との準公式試合を許可しており、所属ジムの本石昌也会長によると、試合内容によっては今後、男子プロとしての道が開く可能性もあるという。


…これと、さらに


元世界女王・真道ゴーに勝った石橋克之「ホッとした」安堵「なんでこんな試合…」心ない電話も 日刊スポーツ

> <ボクシング:準公式試合バンタム級3回戦>◇10日◇エディオンアリーナ大阪第2競技場

 元WBC女子世界フライ級王者で、男性となって初めて実戦のリングに上がった真道ゴー(36=グリーンツダ)の対戦相手を務めた石橋克之(35=姫路木下)が判定3-0で勝利した。

 「最初は(元女性という)思いもあったが、実際に対峙(たいじ)して1発目に左フックをもらった時に『男や!』と、その考えは吹っ飛んだ。速いし、パンチも今まで対戦した男子選手と変わらずか、それ以上でした。ほんまにパンチはありました」

 石橋にとって勇気のいる決断だった。「正直、断ろうと思っていました」。戦績に記録されない準公式試合、そして元世界王者とはいえ、元女性との対戦…。ただ、真道の「子どもたちにリングに上がって戦う姿を見せたい」という思いに共感しオファーを受けた。しかし、ジムに「なんでこんな試合受けるんや」など心ない電話もあった。それでも石橋はプロとして、しっかり仕上げてこの日のリングに上がった。

 拳を交えながら時折、笑う場面があった。「真道さんも笑っていたんで。共感したというか、おもしろかった」。ジムの木下貴志会長からは「絶対負けるな」とプレッシャーかけられていた。「最初は勝たなければと思ったけど、試合しながら勝ち負けはどうでもよくなった」と元世界女王との対戦を楽しんだ。

 結果的に最終ラウンド、左フックで奪ったダウンで勝利を手にした。「ホッとしました」は本音。それ以上に濃密な、石橋の人生にとっても価値ある3ラウンドだった。


…以上記事な




試合決定のニュースに触れてから、すでに「複雑」はあった

ふたつの「複雑」を僕は感じていたかな

ひとつは「元女性」である真道選手が「男性」のリングで戦うという「安全性」と「尊厳」の問題…

そして、もうひとつは

「元女性」と殴り合う対戦相手である「男性プロ」の「気持ち」と「戦い方」であり「本気」で戦えるのか、という疑問

感想はと言えば、正直、事故なく終わってよかった…というのが率直な気持ちか

そして、気になるのは真道選手の「気持ち」だ

「俺は男だ」

と満足に近づけたのか、あるいは

「新しい価値観」

をなにか見出せたのか⁇

そこはぶっちゃけよくわからないけど、「ひと段落」ついたならいいなぁ、と

そして

改めて、この対戦を受けた石橋選手の「人間性」にぐ…っとくるところありました

「勝っても非難、負けても非難される」

という不安は間違いなくあったはず

果たして

石橋選手は「彼の想い」を受け止め、殴り合ったわけですが、そのもうひとつの「複雑」である石橋選手の「気持ち」はいかなるものであったのか…⁇

個人的な感想になりますが

石橋選手もよくぞ乗り越えた…と感じた

記事だけではわからない、「真相」もあるかと思う

けど

この一戦には、日本のリングが未だ見ぬ「ドラマ」が確かにあった

ちょっとまだ「理解」しかねる部分があるのは確かだけど、なんというか…

「生き方」

という「言葉」が頭に浮かんできたのは確かだ

両者、おつかれさまでした

御愛読感謝