【試合結果覆る】スリップ後の加撃で無効試合に変更…について | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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井上尚弥―フルトン戦の前座、岩下千紘―高原裕之戦は無効試合…岩下が倒れた相手に加撃 スポーツ報知

> 日本ボクシングコミッション(JBC)は24日、7月25日に東京・有明アリーナで行われたWBC&WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)タイトルマッチ、スティーブン・フルトン(米国)―井上尚弥(大橋)戦の前座で行われたスーパーフェザー級(契約体重58・5キロ以下)8回戦の岩下千紘(駿河男児)―高原裕之(千里馬神戸)戦を無効試合にすると発表した。8月23日付。試合は岩下が3度のダウンを奪って4回1分40秒、TKO勝ちしていた。

 岩原は1回、右フックでダウンを奪ったが、高原が倒れた後も攻撃を加えた。これにより、2回開始直後に減点1が課せられた。その後、ダウンを2度奪い、岩下がTKO勝ちを決めたが、高原が所属する千里馬神戸ジム、並びに東日本ボクシング協会よりダウン後の加撃にかかわる処置について抗議と事実確認の要望書が提出された。

 JBCは、映像などで検証。初回のダウンは、岩下の有効打によるダウンとは評価できないと判断。ダウン後の2発の加撃は、倒れている相手に対してなされたもので必ずしも故意ではないが、悪質だったとされた。また、初回終了直前、スリップ後の加撃も倒れている相手に対してなされたとした。1度目の加撃後の高原は立ち上がったものの、ダメージは深刻であり、2回開始後に高原が積極的に手を出してはいたが初回のダメージが回復したとまではいえないと判断。映像検証、担当レフェリー並びにスーパーバイザーらへの聞き取りをふまえ、レフェリーは最初のダウン後の加撃はダメージを伴うものであり、本来は減点して休憩を与えるべきだったとした。同時にスリップダウン後の加撃についても厳重に注意するべきだったとした。

 これにより、JBCは試合を無効試合(ノーコンテスト)とし、担当レフェリーおよび岩下に戒告処分を与えるとした。なお、岩下と所属する駿河男児ジムのマネージャーに対しは、JBCが再発防止のための適切なる指導を行うという。


…以上記事な

みなさまの、なんとも言えない悶々が積もっていた話題でした



ううむ


よくない、よくないなぁ




YouTubeにアップされた動画ありますなぁ


これ、動画2:30くらいにその場面ありますが、確かにえぐい加撃です


もろに倒れた相手に打ち込んでます


それも連打で2発…‼︎


スリップ後に加撃した本人が1番悪いが、即座に反則裁定を下した上で被害選手を休ませる…という対応を出来なかったレフェリーも咎められて止むなしか


当日の試合では1R終了後に岩下選手が反則打で1点減点されてたけど、検証後、1Rのダウン裁定もスリップに変更された…と


つまり


1Rのダウンもミスジャッジで、さらにダウン後の加撃2発クリーンヒット…となると、いうなれば試合の体をなしてなかった…となる


ううむ


一戦一戦に青春と生命を賭して戦うボクサーに完璧を求めるのは難しい、とは思うけども


これは「止められなくちゃプロとは言えない」だろう…と


さらに


反則加撃から高原選手が立ち上って奮起を見せた…とはいえ、一旦、レフェリーが「間」を取らなかったのは完全な落ち度に違いないなぁ


つまり、不幸にも、加撃の反則と未熟なレフェリングの2つの負の要素が重なってしまった…と


しかし、加害の岩下選手の行為は悪質なわけで、反則の反省はありながらも、「KOで勝ててよかった」と試合後インタビュー語ってます



責めたい気持ちと無理もないか⁇ という気持ちが入り交じる


けど、やっぱり、「プロたるもの」、相手の生命の危険を脅かす反則行為は許されてはならない…と


ううむ


これ、あんな形で敗れた高原選手自身もそうだけど、セコンドも支援者も堪らないよなぁ


やっぱり、許せないよなぁ


とはいえ


JBCは前例はほぼないのに、よくぞ試合結果を覆したな、と、そこは評価できる


けど


「1ヶ月もかかるのは遅いだろ〜⁈」


とは感じますなぁ


厳しいとは思うけど、これは単なる無効試合ではなく、あれだけ豪快に反則加撃をした時点で岩下選手が即座に「反則負け」の判断が下されてもよかった気がする


これはボクサーたちの「生死」にかかわるし、プロボクシングというスポーツの「根幹と秩序」にかかわるテーマだと思う


確か、過去にあの中谷潤人選手でさえ際どい加撃シーンあった記憶ある


必死だから、止まれない…のかも知れない


けど、「止めなくちゃいけない」の意思統一を今一度せねばいかん、という戒めとすべきだと思う


真剣勝負だからこそ、拳を合わせるからこそ、ギリギリの場面で「相手を信頼」できてこそプロ…である、と思いたい


リング禍の可能性を限りなくゼロに近づけるためには、その意思統一は不可欠なのだ




これ、試合直後に横浜光ジム会長の石井一太郎さんがYouTubeで語ってたな


石井さんは元日本&東洋太平洋ライト級チャンピオンよ


選手の気持ちも、セコンドの気持ちも、会長の立場も語ってたかなぁ


さて


いちボクシングファンとして、「正々堂々」なる日本プロボクシングを切に希望いたします


御愛読感謝