> プロボクシングのライトフライ級１０回戦が５日、東京・後楽園ホールで行われた。元ＷＢＯ世界ミニマム級王者の谷口将隆（２９）＝ワタナベ＝が、東洋太平洋ライトフライ級８位の堀川謙一（４３）＝三迫＝に２－０の１０回判定勝ち。再起戦を白星で飾った。
１、２回は中間距離での攻防で優位に立ったが、３回から堀川に接近戦を仕掛けられ、５回に左アッパーを被弾して顎を折られた。７回までは堀川に流れを奪われ、８、９回は立て直したが、最終１０回に左アッパーを浴びてピンチに陥った。サブセコンドに入った前ＷＢＡ世界同級スーパー王者の京口紘人（２９）＝ワタナベ＝が「集中」などと鼓舞する中、クリンチなどで何とかしのいだ。ジャッジ１人は９５－９５としたが、残りの２人が９６－９４で谷口を支持。辛くも勝利を手にした。
谷口は記者会見で話をすることができなくなり、ジェスチャーで記者の質問に答え、筆談で「１Ｒ目からは大分いい手ごたえだった。前回の経験をふまえ、２Ｒからはさらに集中した。４Ｒ目からここからけずって後半勝負と思ってて、５Ｒ目に顎が折れて全てが狂いました（笑）。勝ち切れて生き残ったのが何よりもよかった」とコメント。病院に直行した。
今年１月にエディオンアリーナ大阪で２度目の防衛戦を闘い、同級２位だったメルビン・ジェルサエム（フィリピン）に２回ＴＫＯ負け。階級を１つ上げての再起戦だった。身長１６２センチで減量が厳しく「ミニマム級が限界だった」と適正階級での再出発を図ったが、「最後のつもり」と並々ならぬ決意で臨んできた現役日本選手最多の６１戦目だった〝鉄人〟堀川に大苦戦した。
元東洋太平洋、ＷＢＯアジア・パシフィック、日本ライトフライ級王者の堀川は「勝ちきれない、情けない試合だった。左アッパーは当たるんじゃないかなと思っていた。顎を折ったんじゃないかなというのは分かった。もうちょっと前倒しでやりたかった」とエンジンがかかるのが少し遅かったことを悔やんだ。今後については「正直、年齢的にはまだできると思うが、でも…。ちゃんと考えてから」と進退を保留した。
…以上記事な
大接戦だったみたい
5Rに顎を折られた29歳の元世界チャンピオンを追い詰めた43歳の鉄人ファイター
しかし、谷口選手も顎折られて、よく耐えたなぁ
まさに、サバイバルだなぁ
堀川選手の執念も凄い
世界こそ獲ってないけど、地域タイトルはコンプリートしてなかったかなぁ
なんか、胸が焦げる一戦でありますな
僕の人生にもっと余裕があれば生観戦したかったなぁ〜
本当に、ドラマチックなマッチメイクでした
お二人ともお疲れ様でしたぁ
御愛読感謝
