[もう一度観たい映画]「存在の耐えられない軽さ」が浮かぶ | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?






今日の「もう一度観たい映画」は…







「存在の耐えられない軽さ」

ダニエル・デイ・ルイス、ジュリエット・ビノシュ、レナ・オリン他出演

フィリップ・カウフマン監督作品


1988年のアメリカ映画にして、とんでもなく「泣ける」傑作だと




以下はYahoo!映画のあらすじな


> 「ライトスタッフ」で一躍有名になったP・カウフマンが68年のチェコ動乱、いわゆる“プラハの春”を題材にして描いた超大作。若者の間に芽生えた民主化要求の波がソ連軍の軍事介入で圧殺されていく中、プレイボーイの医師と二人の女の青春が鮮烈に描かれる。古いニュース・フィルムと本編の画調を完璧に合わせるという離れ技を、ベルイマン作品で鳴らした名カメラマン、スヴェン・ニクヴィストが見事にやってのけている。



ううむ


1990年代に観たから詳細は憶えてない


だけどさ


あのあまりに胸を打つラストシーンとその余韻だけは忘れようがない…と


あの、涙がどうにも止まらない「ホワイトアウト」…


これ、濃厚なるエロティシズム表現が宣伝文句になってたけどさ


違うよね


そこも確かに群を抜いていた…けどさ





時代と愛憎と人間の本質を追求し尽くす映画…


つまり


そういう曖昧にしがちな哲学や歴史や政治観や愛とは何ぞや⁈ って究極的難題に…


「真っ向から戦いを挑んだ映画」


って後味が僕には強いかなぁ


涙と喜びと残酷無比の、切れ味鋭すぎるコントラストは破格よ





確か、3時間以上の大作だった、と記憶してる


けどさ


それだけの「重さ」がさ


それ以上の「感動」の大津波になって返ってくるわけよ


動けなくなるよ


マジで


翻弄されながらも、決意と覚悟を持って「生きる」…という感覚が強く残るか


そして


さらに





「この地獄の動乱の世界だからこそ、愛するあなたとともに生きたい」


…つうか、なんか、そういう気持ちが刻まれたなぁ


まさに


「究極愛」の映像化に成功した素晴らしい傑作だと


ダニエル・デイ・ルイスは言わずもがなの演技派名俳優


で、フランス女優のジュリエット・ビノシュは当時メチャクチャ大人気だったんだなぁ


さらに妖艶の極み、レナ・オリンもまた凄まじき存在感よ



監督のフィリップ・カウフマンってさ


秀作多数なんだよなぁ


「ライトスタッフ」が1番有名かもだけど、僕はこの「存在の耐えられない軽さ」が1番好きかなぁ〜




あと


小説「北回帰線」のヘンリー・ミラーのフランス時代を描いた「ヘンリー&ジューン」も捨て難いのう



…ってことで


「存在の耐えられない軽さ」


でありますが、かなりの見どころ満載なる大傑作だと存じます






この映画もまた「死ぬまでに観るべき一本」かなぁ、と存じます


感涙必至…でございまする


しかし


素晴らしい邦題だなぁ


絶妙〜


御愛読感謝