生中継観戦‼︎ 井岡×福永 WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ‼︎ | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?

2021 12 31  大田区総合体育館


WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ


チャンピオン 井岡一翔

×

挑戦者 6位 福永亮次


戦前予想は圧倒的にチャンピオン優位


キャリア、技巧、戦術… 


ほぼ全ての面でチャンピオンが挑戦者を凌駕していると考えられる


挑戦者がチャンピオンよりも上回れるとするならば、それは闘魂と一発、そして、意外性…


つまり、チャンピオンは計算の立つ要素において全て優位で、挑戦者は計算の立たない偶然性を孕んだ要素においてしか、チャンピオンをだし抜ける可能性はほぼない…かと


が、だからなんだ⁈


である


戦前予想の多くがチャンピオンのKO勝ちに、大差判定勝ち、である


が、だからなんだ⁈


なのである


僕の予想は井岡一翔選手の終盤KO勝ち…である


が、望むは挑戦者福永亮次選手の大波乱のジャイアントキリング、すなわち、まさかの一撃からの連打ラッシュによるKO勝ちである


大番狂わせの、王座奪取である


…が、厳しい


かなり、かなり薄い確率…だとは思う


だが、その厚い壁をぶち破るがボクシングである


挑戦者の死に物狂いが、絶対的なるチャンピオンの牙城を粉砕する…と、期待を込めて観戦に入る


が、果たして⁈


挑戦者はガードだけはおろそかにするなかれ…




1R チャンピオンは右構え 挑戦者はサウスポー 井岡は慌てずに見極めながらのカウンター狙い 福永は手数で勝るも硬いか⁇ 長いジャブから左ストレート 右ボディをねじ込む 井岡のカウンターの右アッパー 手数で福永 福永10-9




2R  福永のコンビネーションも当たる 井岡が左右ボディをねじ込む が、井岡は慌てない 福永10-9



3R  福永の強気のカウンター狙いが当たる さらにボディ 井岡の単発に福永は打ち終わりを叩き込む クリーンヒット数で福永 福永10-9




4R  井岡は崩れない 福永は相打ち覚悟 井岡のボディ連打 井岡が福永の顔面を弾きまくり始めた 井岡10-9



5R  内藤大助さん も 内山高志さん も フルマークで井岡はないっしょ⁈  井岡のカウンターが冴える 福永は攻め手を欠く 井岡10-9


6R  井岡がぐいぐい詰める アゴを差し出し、効いてないとアピール 福永、肉を切らせて骨を断つしかない 井岡10-9


7R  井岡の右がきれいに当たる さらに左フック コンビネーション 福永の顔面が鮮血に染まる 福永、決死のカウンターをねじ込むも流れは変わらない 井岡10-9


8R  ガードの隙を的確に打ち抜く井岡 井岡がクリーンヒット量産 福永のボディにもっと打ってこい、と井岡 井岡10-9


9R  井岡、穴がない 福永が出る カウンターを打ち込む井岡 見切られてる 福永の決死の覚悟は見てとれる が、…である 井岡10-9


10R   福永の長い左ストレートに井岡がガードを背負う 福永の左が井岡を捕らえた 井岡が笑う 効いた が、福永は攻めきれない が、惜しいタイミングあった 福永10-9


11R   井岡がガード重視 福永が大きなパンチで下がらせる 井岡、老獪にカウンター狙う 打ち返される 井岡10-9


12R  福永が攻める 井岡は流しながらカウンターを繰り出す 福永は被弾構わず打って出る 井岡、随所、笑いながら戦う …ってことは、効いとるんか⁈  とも思える場面見える…が、崩れない 


福永、愚直に、愚直に、最後まで倒す気で戦い抜いた


井岡、そのキャリアと経験が鈍く耀く…


福永10-9


higege91の採点 115-113 で井岡一翔選手の僅差判定勝ち


公式の採点 115-113 116-112 118-110  の、ユナニマスデシジョンにて、勝者、WBO世界スーパーフライ級チャンピオン 井岡一翔〜っ‼︎ 





リトル・パッキャオ、敗れました


中学卒業後、大工となり、25歳で始めたボクシングで新人王、日本、東洋太平洋、WBO.APと獲得…


世界以外の全てのタイトルを獲得…していた雑草の35歳サウスポーが、32歳になったサラブレッド・エリートの4階級制覇チャンピオンに負けた


人生を変える一撃…は炸裂せず、だった


が、僕は福永選手は攻め抜いた…と見た


テレビ解説の内藤大助さんはしきりに福永選手の攻めが足りない、と騒いでいたが、序盤からKO負け覚悟の相討ち狙いのカウンターを放ち続けたし、それはやや井岡選手に見切られてからの、中盤以降も怯むことなく、危険な打ち終わり狙いを続け、最後まで貫き通した


あれは、腹を据えた男にしかできない、勇気と覚悟をとことん発揮した危険なる戦いであったかと…


いい負けっぷりだった…と僕は評価したい


内山高志さんも、内藤大助さんも、ちょっと今回の解説はないわぁ


偏向解説と揶揄されても仕方ないかと


さて、井岡選手、隙を見せずに、隙を的確に突き続ける精密機械ぶりを発揮


盤石…に見えるも、しかし、今回はちょっと効かされた場面もあったような


が、ガードよし、冷静さよし、距離よし、カウンターよし、展開回しよし…


結果として、横綱相撲の勝利…


希望の他団体世界チャンピオンとの戦いを果たせるか…⁈


しかし、エストラーダは言わずもがな、ロマゴンもアンカハスも今回のような省エネスタイルでは厳しそうかなぁ〜⁇


世界チャンピオン対決実現しても、海外開催や海外ジャッジだと、いつかのニエテス戦みたいに判定負け…の,可能性高そうかなぁ


あ〜



さてさて



負けちゃったぁ〜



本年はたいへんお世話になりました


でわ


みなさま、よいお年を‼︎



御愛読感謝