観ちゃいました
超話題作の、「ジョーカー」
まず、作品の評価としては、ファイヴスター満点として…
★★★★★
満点っ‼︎
これ、人類が作った世界と、人類が抱える精神世界との関わり方、その相互作用についての映画であります
そして、この映画で鮮やかに描かれた人類的狂気を、個人の妄想と発狂がその発露を促した…と言う見方は微妙かも、と感じました
そんな単純なものではない
闇は深いのだ
で、僕の頭の中に真っ先に浮かんだのは、奇しくもこの「ジョーカー」に出演の世界的名優 ロバート・デ・ニーロ が若かりし頃に出演した大傑作「タクシードライバー」であります
現代社会の病巣と必然的なる狂気の発露、正義と秩序の崩壊と価値観の瓦解…
傑作映画「タクシードライバー」との構造的類似性は高いし、つまりは、非常に刺激的だと言うこと
さらにこの映画の魅力の一つと言えば主演のホアキン・フェニックスの鬼気迫る演技であり、我々の心は鷲掴みにされてしまう
そんなホアキン・フェニックス演じるあまりにも人間的なジョーカーが抱えた悲劇に我々は戸惑い、心を惹かれる…
そんな心の痛みの核心を想う
それは同情と憐憫、さらに、それを認めることへの抵抗感と反発感…
いやいや、途方もなく複雑な領域に我々の心は誘われます
大傑作…だと感じました
絶対に観るべき
で、改めて バットマン・ビギンズ〜ダークナイト〜ダークナイト・ライジング…の一連のシリーズを見直したくなりました
あ〜
これはファンタジーとかフィクションとか、しょせん映画だとかで片付けらない、究極的なる悲しみと切実を湛えた作品であり、アメコミと言うよりむしろ、文芸作品と呼ぶべき感触を受けました
極限的喪失感と悲哀、それを受け止め理解したいと言う希求と反発…
とんでもない映画…であります
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