今月末、敵地南アでついにIBF世界ミニマム級王座に挑戦を果たすのは、元WBCミニマム級、元WBAミニマム級暫定チャンピオンの高山勝成選手…
ご存知の通り、日本BOXING界的には未公認団体でありますが、もっとも、世界的には、これ、メジャーにして主流の団体…
最近、日本BOXING界はWBOも含めてチャンピオン対決による王座統一戦に限り、これを承認しよう…なんて気運が盛り上がってきましたが、老舗団体である既承認団体であるWBAとWBCの理不尽なる王座乱造にファンも関係者も辟易している部分もありますが、しかし、高山選手のような「元日本のBOXINGジム所属のプロボクサー」が好き勝手にフリーの立場で夢を追いかけることをよしとできない…業界的立場もその背景もあると言う…
それを度々紙面で散見しますが、その理由は以下のように表現されることが多い…
---クラブ制度の崩壊
はて、しかし、これ、単なるBOXINGファンの立場から言わせて頂くと正直ピンと来ない…
一度、そのジム所属としてプロデビューを果たしたら移籍は当然ままならず、ボクサーたちが自身の戦い易い環境を作り直すことは並大抵のことではない…
有名なのは日本屈指のテクニシャンとして長期にわたり日本&東洋太平洋王座を防衛し続けた本望さんの例があります…
移籍は御法度、個人プレーもまた御法度…と言うのが日本のBOXING界…
つまり、高山選手の戦いは様々なボクサーの権利を巡る戦いとも言えそうな背景あります…
高山選手は一度日本のボクシングコミッションに引退届けを提出して筋は通したが、しかし、元世界チャンピオンによる個人プレーに業界はオカンムリである…
ボクサーとしての夢と歴史と制度の対立…
正直、この政治的背景に関しては、僕はピンと来ない部分ありますが、しかし、敵地で世界挑戦権を獲得し、実力で世界挑戦者となった高山選手の執念を否定する気にはなれないし、いや、応援せずには僕はおれない…
みなさまはいかがお感じになられていますでしょうか…?
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