「福島学×天笠尚」、年齢差『12』のランカー対決…について | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?


ボクシング&ロック野郎    higege91の夜明けはまだか?-Image094.jpg



これ、明日の後楽園ホール興行のメインイベント、その予定…


元日本スーパーバンタム級&東洋太平洋スーパーバンタム級チャンピオンにして、あの全盛期のオスカー・ラリオスにも挑んだ、現役最多試合数を誇る福島選手が出場するのですが、また、なんというか、毎回毎回といいますか、本当に胸を打つハードマッチメイク路線を突き進んでおられます…


2~3年前に当時のWBA世界バンタム級チャンピオンのシドレンコとのタイトルマッチが決定するも、これが双方の怪我によって2度流れちゃったのですね…


が、腐ることなくリングに登り続ける74年生まれ…ってことは今年35歳になるボクサーですね。


35W19KO8L4D… ってことは、今度でなんと「48戦目」ってことになるわけですね…


で、さらに、ここ最新試合は軒並みランカー対決が続いていて、そのどれもが激戦尽くし…


池原信遂選手に、瀬藤幹人選手に、三浦数馬選手に、久永志則選手に…っていうんで、まぁ、本当によくぞここまで戦えるものだなぁ…ってことで、まさに、「畏敬の念」を禁じえない、なんというか、ある種の「崇高」なる領域で戦い続けておられます…


また、最近はランキングこそいまだバンタムですが、「フェザー級ボクサー」と連戦しており、ここでも結果を残していて、ついに、「フェザー級ランカー」との対決を迎えるわけですね…


本当に、痺れる…


シドレンコ戦が流れた直後の調整試合は当時のフィリピンナショナルチャンピオン(確か)、ガーオナー・クロンパッチョンとの連戦は勝ちと負傷引き分けだったのですが、その内容が危なっかしい…というか、不用意な被弾がメチャクチャあって、これはもう限界なんじゃないだろうか…?って正直僕は感じていたのです…


が、いやいやまだまだ強かった…


最近のハッスル振りは若手ボクサーにはまだまだその座は譲らん…って感じの「風格」を感じさせる戦いぶりの連続!!!


しかし、今回の対戦相手、天笠尚選手でありますが、これは物凄く強い選手でありますねぇ…


長い腕から繰り出される鞭のようなワンツーは日本フェザー級屈指の「しなり」と「キレ」が備わっているように思いますね…


その天笠選手の戦績は…?


13W11KO3L2Dで、今回が「18戦目」の日本ランク5位…


2007年に判定負け(笛木選手に0-2)してから、連勝を続けていて、その内容はなんと『6W5KO』っていうんですから、もう飛ぶ鳥を落とす勢い…って感じですねぇ。


初めて見た時は正直、ボクサータイプとしての「プロポーション」は抜群だけれど、ランカーとしては線が細いしなんとなぁく消極的だしなぁ…なんて印象もあったのですが、ここ数戦の物怖じしないアグレッシブと抜群のカウンターにはため息が出るほどだ…


かなり強いボクサー…って僕は思っているし、日本王座にもっとも近い選手の一人だと感じてもいる。


さて、これ、どういうファイトになるんだろうなぁ…?


天笠選手、まだ23歳なのかぁ…


かなりキャリアのある戦績ですけれど、若いんだなぁ…


一方の福島選手は35歳…ってことは、その「年の差」はなんと12つもあるんだぁ…


ぐぐぐっ…


胸が締め付けられるような、なんつうか、何とも言えない感触でありますねぇ…


正直、「勝敗予想」をすれば、『天笠有利』でKO決着の可能性もかなり高いような気もする…が、しかし、天笠選手は僕も好きな選手でありますが、ここは『福島応援』でしょう…!!!


福島選手には、なんとかもう一度「タイトルマッチ」の大舞台に辿り着いてほしい…って切に願っているからだ。


さて、まさに、「漢(ボクサー)の生き様」を体現し続ける福島選手、どのような戦いを見せてくれるのでしょうか?


残念ながら会場へは行けるかわからないのですが、非常に興味が尽きない「好カード」に間違いない…


御愛読感謝


つづく