戦うオンナは「美しい」… | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?

菊地が初代王者…東洋太平洋女子ライトフライ級 スポーツ報知


日本人初の東洋太平洋ライトフライ級チャンピオンとなった菊池奈々子選手は、元WBC世界ストロー級チャンピオンでもありますが、しかし、女子プロボクシングが日本で公式に認められる前の実績であるので、その偉業は知る人ぞ知るもの…と言える。


前のタイトルマッチはWBC世界ライトフライ級タイトルマッチで、チャンピオンの富樫選手に敗れていたが、再びの挑戦に向けて幸先のよい再起戦となったようです…


で、この菊池選手が前に世界王座を獲得した試合というのは、タイの少年犯罪者収監施設での「監獄マッチ」であったのですね…


この時の動画見つけましたので、下に貼ります…


WBC女子ストロー級タイトルマッチ 菊池奈々子×ノンマイ YOUTUBE


これ、当時のニュース映像ですが、敵地で、しかも、「監獄マッチ」での王座戴冠ってのは本当に凄い快挙でありましたねぇ…


そういえば、菊池選手はその当時練習場所もなくて独り黙々と代々木公園でトレーニングをしていた…なんて記事を昔読んだ覚えもあります…


さて、しかし、最近は女子ボクシングの話題も大分増えてきましたが、しかし、古くからのボクシング好きにはまだまだ男子と同じ評価を得るには至ってはいないのが現状…


しかし、その先駆けとしての菊池選手の存在はライカ選手と並んでもっと評価されて然るべき…とは思います。


が、積極的に会場へ足を運びたいかどうか…となると、僕もちょっと尻込みしちゃうのが現実なんですけれど…


とはいえ、先にも挙げたライカ選手ですが、アメリカはラスベガスでWBA女子世界ライト級チャンピオンのレイラ・マッカーターに挑戦が決定しています…


ライカ世界戦決定!悲願へジム移籍/BOX サンケイスポーツ


まだまだその認知度と評価がもうひとつの女子プロボクシングの世界ではありますが、しかし、僕はこのライカ選手が後楽園ホールで戦った世界戦、当時のチャンピオンだったアン・マリー・サクラート戦を観て度肝を抜かれたのだ…


男子顔負けの超のつくその打撃戦は、まさに、「死闘」でありました…


で、その試合には敗れたものの、僕はその時のライカ選手の気迫と闘争心に大きな感動を受けたことを思い出しますね…


あれは本当に凄かった…


そして、このライカ選手を支えるのが元世界チャンピオンの畑山さんと竹原さんだというから、期待感も高まります…


で、「女子繋がり」ってことで、ちょっとボクシングの世界から話は外れるのですが、元世界ランク4位、かつて女子テニス界を牽引した伊達公子のカムバックの話題に触れます…


現在は38歳…


で、今年は13年ぶりにグランドスラム大会に出場、全豪オープンでは予選大会を地力突破、本線では無念の一回戦敗退、続く全仏オープンは無念の予選一回戦途中棄権、そして、現在行われているウィンブルドンでは主催者推薦枠を与えられて本線出場を果たしたのですが、その一回戦で第一セットを奪うも、フルセットの末、逆転負けを喫してしまった…


その体力の限界との戦いは本当に見るものの胸を打ちますねぇ…


クルム伊達選手ですが、3セットに入ると足を引きずり始めてしまい、途中でマッサージ受けながらも懸命に戦い続けましたが、残念でした…


1996年、あのシュテフィ・グラフとこのウィンブルドンの準決勝でセットカウント「1-1」の状態で伊達有利の状況で「日没サスペンデット」となったあの敗戦の映像もちょっと見ましたが、本当に惜しかったのだなぁ、あれは…


また、その伊達選手が一旦引退した後、日本のテニス界をリードし続けている杉山愛選手の「継続は力なり」…も本当に胸を打ちます…


今回のウィンブルドンは残念ながら3回戦敗退となりましたが、こちらも毎回テレビ画面の前で拳を握って応援しています…


さて、つまり、頑張る女性アスリートって、本当に「美しい」…と思うわけです。


まだ女子ボクシングはその評価も実績もこれからであり、現在、その「創世記」にあるわけですが、個人的には、日本未公認の時代から世界を争っていたライカ選手と菊池選手には思い入れも特に深い…


この二人をついつい特に応援したくなります…


ライカ選手33歳、菊池選手34歳か…


頑張って下さい…


御愛読感謝


つづく