続「亀田ジム協会承認」議論…について | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?

…僕は単なる一ボクシングマニアであります。


ボクシングを見るのが大好きで、そして、リングで戦う彼ら、すなわち、切実にして崇高であるボクサーたちの勇気と闘志をみつめ、それをこの惨めな実生活に注入、生きるエネルギーを得ようとする試みを続ける者にございます…


で、件の一家に関しての議論は続いているわけですが、僕のような分析能力に欠ける人間が管理人で非常に申し訳ないのですが、今朝ほどいただいた常連のシュガーさんのコメントですが、これ、それまでの皆さんのコメントを非常に的確におまとめいただき、僕は唸ってしまったのであります…


また、ここで重要なのは、それまでに僕たちで延々と議論してきたことが、幾重にも幾重にも重なってゆき、それがどんどん更新され、ある研ぎ澄まされたものになってゆくこの過程ですが、これも非常に感動的でございます…


みんなで「持ち寄った心」が結びついてゆく…


結束してゆく…とは、これ、物凄い力だと思うのですね…


では、そのシュガーさんのコメントを反映します。


>新聞報道によれば『承認』の方向に向かっているとありますし、恐らくはこれが覆ることはないものであると想像していますが、…

とヒゲゲさんがおっしゃる事態の流れはあるのかもしれません。昨日のコメントにも事態の推移から落としどころを探る内容も多かったように見受けられます。ジェームスさんのコメントに次のようなものがありました。

>協会の規定に違反していなければジムを承認するという事は間違いではありません。規定に違反していないのに彼らの今までの所業で排斥してしまう方が問題です。それこそ東日本協会の存在意義が不透明になってしまいます。大橋会長が受理したということは条件を満たしたということなのでしょう。

たしかに手続き上は問題ないということでしょう。手続き上の問題がないのに申請を受理しなければ独占禁止法に抵触する恐れもあるとも言われていますし。ジェームスさんとしては「承認」を前提として議論を進めていらっしゃるので、そういう話になったのかもしれませんが、協会の承認過程の形骸化を容認するような話に思えて私は問題があると感じました。きれいごとの正論と言われるのを承知で次のことは言っておきたいと思います。

規定に違反していない(手続き上の不備が認められない)から承認されるのであれば、東日本協会の存在意義はむしろ不透明になるのではないでしょうか。協会(理事会)の役割は規定に違反していないかどうか確認するだけでなくジム設立を申請した人物・団体がどれだけしっかりしたものであるかを審議することにもあるのではないでしょうか。(協会が同業者の寄り合いであるにしても。)ですから規定に違反していないという理由で彼らの今までの所業をまったく無視していいということにならないのではないでしょうか? 形式上の問題だけでなく内容・実質の検討は必須のはずです。

そもそもジムとして承認するということはooさんやaiさんのおっしゃるようにボクシング界全体の発展と社会的貢献とに努める意志・意欲・覚悟、経済的準備が整っているからこそ承認されるのであって、いろいろな条件をつけて、守れなければ承認取り消しますよなんて、端から言われなければならないジムなんてそもそも承認されるべきではないのです。

もしこのまま東日本協会が承認するならばOPさんのおっしゃったように、

>「表向きフリーという訳には行かないので、ジムの体裁(ポーズ)だけお願いしますよ~」という協会サイドの印象

を私も持ちます。そしてこれは前にも申し上げたように究極の無責任体制です。付帯条件をつけての承認だとしても、それ自体無意味でしょう。なぜなら、今の東日本協会の状況を見ると、誰も件の一家の首に鈴をつける人間はいないからです。

件の一家としてはジムが承認されてしまえば「こっちのもん」です。好きなようにやるでしょう。もちろん彼らが恥をかくのは勝手です。私は彼らの一連の「パフォーマンス」(口の利き方等)についてはノープロブレムのスタンスですから、彼らがそういう意味で何をしようと私は無関心でいられます。しかし、彼らの行動は外国人も含めた他のボクサーやボクシング界全体を傷つける恐れが十分にあると私は思っています。ですから、その意味で件の一家の独立ジム設立に大反対なのです。

ですからもし件の一家の独立ジムが承認された暁には、私は東日本協会がよほど強力な安全装置なり監視装置を件の一家のジムのために用意したものと理解します。そして私の想像(件の一家を起爆剤とした今後20年[=和毅引退まで]のボクシング界の繁栄・人気隆盛)をはるかに超えた深慮遠謀が東日本協会にはあるのだということを期待するほかないです。

P.S.
その意味では、先のことになるでしょうが、ボクシング界は相撲界(横審)・サッカー界(平尾・伊達)のように外部の血を入れて議論すべきですね。もっとも今回の件でボクシング界が、相撲界以上に、私が思っていた以上に守旧的で頑迷であるように思ったので無理かな。



…ありがとうございます。


これ、普通書けませんよ、ここまでは…


弁論議論を職業にされている方でしょうか?頭が下がります…


シュガーさんの立場は非常に思慮深い立場で、要するに、「亀田ジム承認に対して東日本協会が何を以って充分だから認める」…という部分が僕たちには全く見えてこないということを言及されてますね。


つまり、「形」ではなく、本当に「実質」と「未来」とが一体どれだけ熟考されているのか、そして、何を以って(書類・形式以外の本質)承認の決定に至るのか…を明快にしない以上、東日本協会そのものがその管理機関として機能しているとは言えないのではないか…?


で、こんな発想で考えた時、浮かぶは近い将来の話…であります。


もちろん、30日のW世界戦でWBA王者・坂田選手が防衛を果たしたとして、あるいは、久高選手が勝利した暁でも良いのですが、WBA1位の亀田興毅選手には「指名挑戦権」が発生しますので、次の防衛戦で年末あたりに登場の可能性があるとして、ただ、これを実現するがためだけに「承認」しておきました…なんてことは絶対にないのですよね…?


もっともっと先を見据えた「ボクシング界の未来」を想定・検証した上でのもちろん承認なのですよね?


これだけ世間からバッシングを受けた件の一家ですから、取り扱い注意です。


それはみんなわかっているはずです。


それはボクシングファンは、擁護派も批判派も亀田興毅選手の日本人王者との対決は観たい…という方が殆どであったとして、ただ、この一点だけの形式的実質「フリーランス」のような所属を認めてしまおうとするものであった場合、その権威は自ら放棄するものに近いのでは…? という部分ありますね、確かに…


そして、このジム設立における条件とされる推薦人とトレーナーですが、一説にはこの推薦人はジョー小泉氏の指南でワタナベジムの渡辺会長がかってでたとされてますが、この「推薦人」なる立場は『連帯保証人』的何らかの責任を負うものなのか…という疑問をコメントされた方もおいでになります。


しかし、どうやらそうでもないらしい…?のであれば、協会がその責任を負う…という解釈で宜しいのでしょうか?


このジム承認の設立条件そのものにも疑問が沸いて来ちゃいますが、なんだか考えれば考えるほど、理解できないですね…


で、多分恐らくですが、協会内部の上層部は大きな誤解をしている…


件の一家は「人気がある」…とお考えになっているのではなかろうか?


もちろん、「ヒール」として定着はしていますが、しかし、これはプロスポーツプレイヤーとしての実力が備わった上でのキャラクターではない…


今なお続いているとされる破格の傍若無人炸裂のマッチメーク…(これは対戦相手が試合4日前に決定で、スーパーバンタム、バンタムを主戦場に戦うモンティエルに厳しい減量調整を強いた上でKO勝利…というニュースがあったりします)はスポーツマンとは言い難い…


…えっと、とにかく、みんなのご意見をまとめてくださったシュガーさん、ありがとうございます。


また、皆様コメント多数感謝であります。


この議論がどこかに届くとよいですね…


ファンは承認を認めないと言っているわけではない、ただ、「みんなに解る」ようにその根拠と理由、また、協会の方針と未来像、さらにその責任の所在…を明快にしてください、と我々は言いたいのでありますね。


興毅 8・30メキシコ2戦目正式決定 デイリースポーツ


…あ、こんな記事がありました。


>WBA、WBC世界Sフライ級王者のクリスチャン・ミハレス(メキシコ)のタイトル戦のセミファイナルに出場する予定で、WBAの地域タイトル戦となる。



なんですかね、この地域タイトルと言うのは…?


でも、デイリースポーツという新聞は、本当に奇妙な新聞ですね…


これは、坂田選手や内藤選手と戦いたくない…為の「口実」?


ジムが出来て日本で戦えるのならば潔く戦えばいいのに、なんだか「遠回り」したいのですかね?


でも、亀田プロモーションと口裏を合わせた上での記事発表であるとしたら、もう酷い話ですね。過去もそうだったのかも知れないですが、いいんでしょうか?


こういうのは許されるのでしょうか?


御愛読感謝


つづく