駅の一角で見つけたポスター…
日本屈指の天才、写真の鬼、「土門拳」の写真展のポスター…
貧しい炭鉱の町を切り取った、モノクローム写真に僕が心臓を撃ち抜かれたような衝撃を受けたのはもう15年も前か…
その写真に焼き付けられたまだ幼い姉弟は縁側でぼんやりしていて、その写真にはこのような表題がついている…
「るみえちゃんはお父さんが死んだ」
…この一枚に切り取られた「本当の世界」は2時間延々と語り継ぐ映画や文庫本幾冊にも及ぶ活字にも到達しえない「彼方」まで僕は一瞬にして連れ去られました。
不屈の鬼、土門拳…
プロBoxerに例えるならば…
その「精神力」と「懸命の継続」と言う意味ならば、やはり浮かぶは坂本博之さんかな…
…って、これは我ながらちと強引か?
しかし、拳と書いて「けん」…という名前ですがこれだけこの名前がピッタリな人は他にいないな…
御愛顧感謝
つづく