ついに観ました!! 小堀祐介、日本スーパーフェザー級王座決定戦を制する!! | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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小堀祐介、新王者、イーグルと…

小堀 悲願の日本王座獲得  

 ボクシングの日本S・フェザー級3位の小堀(角海老宝石)が、同級2位の真鍋(石川)を豪快なKOで破り日本王座を獲得した。2回終盤、左ボディーからの右カウンターでダウンを奪い、真鍋が立ち上がったところを連打で仕留めた。 同級王者としてジムの先輩・本望が、長期政権を築いていた。同門のため挑戦の機会がなかった。昨年、自暴自棄になりほとんど練習をしなかった時期もあった。だが本望が世界戦準備のためベルトを返上。プロ6年目にしてチャンスがようやく巡ってきた。 「右のカウンターは狙ってました。感触もあった。こんなにうれしいのは今までで一番です。これが最初で最後の挑戦だと思っていたから、負けたら引退するつもりだった」と新王者は、腰に巻いたベルトを感慨深げに見つめた。

 以上記事抜粋


 テレビによる観戦だった。リングインの表情は笑顔の真鍋に対してやや固い印象の小堀…って言うか、小堀祐介というボクサーはそういう「顔」なのだ。真鍋有利の予想を立てたHigege91は大外れだが、それにしても「1っ発」の恐ろしさをまざまざと感じた2R終了間際の一発だった。

 あれはいわゆる「カウンター」ではなかった。真鍋の下がった左ガードの上をKOパンチは飛んでいった。それは見事に「顎」を捕らえ、真鍋は一瞬にして「真っ白」になって膝の力を失って崩れ落ちた。問答無用のスイートスポットへのクリーンヒットによるKO劇であった。真鍋はあのパンチを食ってよく立ったが、もう意識はすっ飛んでいたように見えた。

 よく「天にも昇るような…」という表現があるが、「チン」へのクリーンヒットは激しく「脳」を揺らし、選手を千鳥足にしてしまう。しかし、あれは「ラッキーパンチ」と呼ばれるモノなのか?あれだけ綺麗にクリーンヒットする瞬間ってありそうでなかなか観ない。さらに「カウンター」でもないとなると、本当に「綺麗」だったという感想だ。

 しかし、真鍋は痛い。迂闊だった? 油断? …とにかく、R1から被弾数は多かったように見えたし、互いにとって「自分の距離」に近い形で試合が流れ始め、エンジンが掛かる前に強烈な1っ発を浴びて撃沈であった。試合直後のリングではトレードマークの「笑顔」を作っていたが、彼の死ぬほどの悔しさを想像して僕も胸が痛い。

 本当に嬉しいです。…はい、真っ白です。…今日は運が良かったです、あのパンチがなかったら結果は逆だったと思います。…はい、次もイイ試合するかわかりませんけど、応援してください…。

 え?

 次もイイ試合をするようにがんばります…でしょ、普通。…あはは、小堀最高!!

 マイペース、おっとり型、自虐的、何らかのコンプレックスを抱えた男…。

 そんな「自信のない感じの新王者・小堀祐介」…。

 今後、この新しいキャラクターがブレイクする可能性は高い。因みに、ボクはもう小堀にいかれている。

 御愛読感謝

 つづく