最多防衛記録について… 徒然なるままに… | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?

///

4団体統一王者 ホプキンスついに陥落

あの4団体統一王者バーナード・ホプキンスが若いジャーメイン・テイラーに敗れたのは7月の中旬。防衛記録は20で途絶えた…(って尋常ではない)。1948年達成のジョー・ルイス(ヘビー級王座25度防衛)の記録には残念ながら及ばなかったものの、脅威的であった。あのオスカー・デラ・ホーヤをズシンと重いボディーで悶絶TKOに下したのも記憶に新しいところ…。そんで年明けに再戦が決まったようで、これはまたすさまじいお金が動くのであろう。前回のPPVは35万世帯が購入 1750万ドル(19億4千万円)!?の売上。…って、凄い。日本では考えられない。また再びこれだけのお金が動く。これはPPVだけの売上だから、その他の権利関係はまた別いあるってことかぁ…。しかし、それだけの「もの」であるからして、僕もアメリカにすんでいたら『30ドル~50ドル』くらいしても観戦しちゃうだろうなぁ。

 リック吉村…日本王座最多防衛記録保持者

 記録ついでにちょっと懐かしいところだと「日本王座防衛最高記録」は…っていうと「ライト級王座22度防衛」のリック吉村である。なんと5年間もの間、王座を防衛したのだが、「世界挑戦」に辿り着いたのはなんと36歳の時で相手はあの「畑山隆則」だった。判定はなんと「三者三様のドロー(王者の王座防衛)」で、リック吉村はクリンチで「ホールド 減点1」を貰っていたから、それがなかったら王座奪取だったとすると、悔やんでも悔やみきれぬピークを超えての苦い世界挑戦であった。彼が「日本人」であったならば、36歳なんて年齢になる前に挑戦できたのかなぁなどと思ってしまう。これは「皮肉な記録」と呼ばれる所以はそんな理由があるのであった。

 …で、ちょっと注目しておきたい最近のボクシングでは「バンタム級王座防衛記録はV8で、サーシャ・バクティンは恐らく、いや、間違いなくこれを破るであろう。

サーシャ・バクティン 結婚しました うおおお、なんて『綺麗』なお嫁さんなんだ!?

 

さて、HIGEGE91が次回観戦予定のボクシングは8・31の後楽園ホールだ。これは比較的地味な興行(タイトルマッチではないから…)メインはフライ級10回戦。3月の試合でまさかの初黒星を喫した「高橋巧」の再起戦だ。彼は「白面のKO貴公子」というニックネーム(昔で言う「しょうゆ顔」?)で、13連続KO記録を打ちたて(前回負けた金井晶聡が連続14回で、日本記録は浜田剛の15回である)、中広大吾(デビュー11連勝)との無敗対決で記録が途絶えてしまった選手。

白面のKO貴公子 高橋巧

フライ級…といえば「亀田興穀」が話題だが、HIGEGE91は「高橋巧」に期待している。1度ダイナミックグローブに出たとき見た。「かわいらしい」顔をした、とても「格闘家・ボクサー」とは思えない、普通の少年っぽい彼は見事KOで勝ったのを憶えている(そんな高橋に勝った「中広」も注目だよね)。

 再起戦好きなHIGEGE91としては、これは「見逃せない」のである。…で、前にも書いたが9・3はあの『西岡利晃』戦(…世界前哨大再起戦!! 絶対に負けないでくれよ)と、雪崩れ込む予定なのだ…。


 …お、そんなこんなで日本フライ級のランキングを改めて眺めて見ると、けっこう「熱い」。で、ここにも興味深い『記録』ボクサーがいる。

仁藤大助「最短男」
王者 内藤大助 世界初挑戦で1R34秒でポンサクレックに秒殺され、試合後、「押していたのも俺、パワーで勝っていたのも俺、そんでカウンターを食らったのも俺…、あのパンチは奴(王者)がびびって出した奴だと思う…」というコメントを残したそうだ。ふふふ。これはフライ級世界戦史上最短KO記録で、破られたのは73年ぶりだったそうだ。ところが日本王座を奪取後、初防衛戦で1R24秒でKO防衛を成し遂げ、自ら『最短』を名乗る。…で、彼、内藤大助のポンサクレック再挑戦が「秒読み」とも言われている…(わーい)。

 1位 中広 大悟(…さっきの高橋巧を下した)

 2位 小松則之(…彼もポンサクレックにTKO負けを喫した元東洋太平洋王者)

 3位 大場浩平(全日本新人王獲得 無敗…雑誌等で読んでいるとかなり「強そうだ」)

 4位 榎本信行(…先日、引退を明言。なんと6・18に東洋太平洋王座が決まり、6・28に敵地「タイ」で王座挑戦するも3-0の判定負け。こんな「急造」タイトルマッチでは厳しすぎるよな。さらに「アウェー」とくれば尚更…。ご苦労様でした。ここにその勇姿を称えます…。

榎本信行 灼熱のタイに沈む  

…そんで5位が高橋巧。

…で、「問題」の「亀田興穀」は9位にランクされている。

亀田 「斬り」

…『防衛最多記録』から「徒然なるままに…」書いてきたら、最後は「最短」に辿り着いたわけだが、ボクシングの世界ってのは、本当に奥深く、面白いなぁ…『斬り!!』


つづく