わが家に来て三日目の朝を迎えた『織姫』です。保存梅酢を加えた漬け液の中でゆったりとしています。もっとくつろいでもらうために赤シソの葉を入れてあげます。そいで、朝食休憩後に赤シソを探しに出かけました。


上泉町の『食の駅』にあるかな、なければ富田町の『産直ゆうあい館』かなと、まずは『食の駅』へ行くと、赤シソが6袋ありました。他のお客のことは考えずに出てた6袋を全部買っちまいました。簡単に目標達成、少々気抜けしました。

 


赤シソが手に入ったので桃ノ木川に寄り道しました。五代町へつづく泉橋の上からの眺めです。靄に包まれた榛名山がぼやけて見えていました。堤防上の道、のんびりペダルを踏んで…

 
流れの中にはアシが新しい枝葉を伸ばしてきています。鳥のさえずりが聞こえます。かん高い金属的な鳴き声が長く聞こえてきます。コヨシキリのさえずりみたいです。しばらく立ち止まって聞き惚れていました。


堤防の北側は麦秋、その向こうの台地上の集落越しに赤城山の峰が見えるはずですが、靄に包まれてぼやけとりました。 

 
健康科学大学のキャンパスの隅っこにトチノキを見っけました。満開の花です。ずいぶん前のこと、尾瀬の山で見とれたトチノキの花を思い出していました。

 


家に帰るとすぐに『織姫』のために買ってきた赤シソの処理です。まずは茎から葉をむしります。むしるときに葉柄を茎のほうに残すようにむしります。葉柄は口に入るとうるさいですから取り除きます。むしった葉は洗浄して水切りします。


赤シソの葉に塩もみします。掌で桶の底に押し付けりうようにもみ込みます。上腕の筋肉トレーニングです。50回ほどもんであげると…


赤シソの葉から濁った水分が出ます。こんな具合になったら、葉を両手で強く握ってしっかり水分を絞ります。握力のトレーニングです。


しっかり水分を絞った赤シソの葉の玉です。6個できました。ここで、『織姫』を漬け込んでいる桶から梅酢を汲んできます。


そして、梅酢の中に赤シソを入れて、梅酢の中でもみほぐしてやります。「シソの色出し」という作業です。しっかりもんであげると、梅酢の色が鮮やかな紅色になります。


「色出し」したシソの葉を織姫の中へ混ぜ込みます。偏らずにまんべんなく行き渡るように丁寧に入れてあげます。そして梅酢も戻して、シソ入れの作業は終了です。『織姫』にシソの香りと色とが移るのに5日ほどかかります。『織姫』との三日目のお遊びはここまでです。

 


ここでおまけがあります。赤シソの茎と葉柄です。これも捨ててはいけません。ちゃんと利用します。


鍋に入れて4㍑ほどの水を加えて沸騰したらアクをすくい取って、中火で20分ほど煮ます。シソの成分は時間をかけて煮出す必要があります。煮出したら茎を折り除き、煮出し汁を漉して計量します。


赤シソの茎の煮出し汁は濁った赤黒い色をしています。これにグラニュー糖で甘みを漬けます。甘さは好みです。私は結構甘く作ります、今回は1㎏のグラニュー糖を加えました。そして、そこへ食品添加物のクエン酸を入れて加熱します。クエン酸の量は煮出し汁1㍑あたり15gが目安です。

 
クエン酸を加えると煮出し汁は劇的に色変わりして、赤シソジュースとなります。1瓶500mlですから、2.7㍑ほどできました。氷水で割っていただきます。おいしいですよ。茎からでもこんなにきれいなジュースができるのです。

 


<ヒゲはな1時過ぎにオレの前を通ったぜ。いっとうあっちいい時だったいね、29℃もあったいね。そいで2時過ぎにまた通るから何してきたって聞いたらさ、「あおい食堂でかつ丼食ってきた」だってニコニコしてたいね。オレ? オレは三河町の猫だい…>

 


家に戻ると。Sさんが見事なルバーブを届けてくれました。今日グラニュー糖を買い込んできたら、ジャムに加工しましょう。ごちそうさまです。

 


夕食のおかず、主菜はローストポークです。付け合わせは、カブ、ズッキーニ、ブロッコリーです。ソースは肉を湯煎するときに使った赤ワインと醤油を合わせた漬け液を煮詰めたものです。

 
副菜はピーマンのベーコン炒めとニラの卵炒め、それと、ナスのオリーブオイル煮、新タマネギのピクルス、スナップエンドウ、そしてトマトの盛り合わせです。

汁はニラの卵とじでした。ユキ子さんと母さんの分は器に納めて運んでもらいました。いろんな野菜をそれぞれにしていただきました。野菜は楽しいÐす。

『織姫』とのお遊びが山を越えました。この先は、カビの発生を防ぐのと漬かり具合を見ることだけになります。今日は友だちが寄ってくれるって知らせがありました。嬉しいですね。

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。
1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が創設し、伯母の二代目吉駒から私に引き継がれた美登利会を主宰しております。毎年4月に、舞踊会を開催しております。今年も4月5日に82回目を開催することができました。こうして回を重ねることができますのも支えてくださる皆様のおかげと、ただただ有り難く感謝申し上げるばかりです。
第82回美登利会と第7回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧ください。

第81回美登利会と第6回三代目吉駒リサイタルはこちらをご覧ください
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お稽古場は前橋市城東町、三代目吉駒をご紹介しますのでこちらをご覧ください