一発寛太くん | 「テンよし、ナカよし、シマイよし!」

「テンよし、ナカよし、シマイよし!」

ヒゲブチョーの技術屋日記!

今を去ること四十年近く前、「一発寛太くん」と言う野球アニメ番組があった。

ウィキペディアによると、コンセプトは、”根性ものでないスポーツものを”らしい。

オープニング曲のなかで
「いいとこみせたいそのわりに、わるいとこだけよくめだつ」
や、
「あ~あ~あ~きょうもいっぱつうちたいなぁ~」
が好きだ。

ところで、これまたひと昔前になるが、元上司が呑んだ席でこんなことを言っていた。
「いまの技術屋はかわいそうやぁ」
「ボクらの頃は、打席に入ったらバットは最低3回は振らせてもらえた。3回振ってアカンかったらスイングアウトの三振だった。」
「しかし、今は1回空振りをすればアウトの時代や、これじゃ若い技術屋はバットをよう振らんゎ。」

様々な縛りが緩かった時代のドボクが良かったかどうかは置いとくとして、少なくとも純粋にモノをつくる喜びは、今とは比べ物にならなかっただろうと思う。

かといって、もうそんな時代には戻れません。
ならば、たった一回しかバットを振れなくても、いっぱつうちたいなぁ〜って、
臆せずバットを振りに行く技術屋を、ひとりでも増やして行きたいのです。