令和6年度土木学会全国大会が、終わりました。
仙台(東北大学ほか)で開催されるのは、2016年(平成28年)以来8年ぶり。
東日本大震災から5年半が過ぎたときでした。
大会テーマは「復興、そして創生へ〜土木の力で地域を元気に〜」
さらにその8年前、2008年(平成20年)は、
大会3カ月前の6月14日に、「岩手・宮城内陸地震」が発生しました。
大会テーマは、「地域のみらいのための国土形成」
そして、今年2024年(令和6年)
元日に発生した能登半島地震や、先月の宮崎県日向灘沖地震、先週は台風10号が列島上陸
そんな今回の大会テーマは、「自然とくらしの奥深き風景をつくる土木へ」でした。
そして、土木学会第112代会長は、建築出身の佐々木葉氏です。
ちょっとドボクと建築について
名だたる建築家が、建物を”作品”と呼ぶように、
設計や意匠に個性を強烈に表現できる建築に比べて、
ドボクには華(魅力)がないという意見もあるでしょうが、
その土台は全てドボクなんだよね。
出張や旅行で乗る、飛行機(滑走路)や電車(鉄道)、自動車(道路)、
船(港)に自転車(サイクリングロード)・・全てドボクです。
ドボクって、それだけ生活に馴染んでいるし、すでに風景と化している。
逆に、馴染みすぎていて、あって当たり前で、魅力を感じないのかな?
それが、度々起こる災害の時に気付いては、その重要性を思い出す。
さて、令和6年仙台大会
今回の大会テーマは、”自然とくらしの 奥深き風景をつくる 土木へ”です。
けど、ワタシが会長になった暁には、こうしようと思います。
”自然とくらしの奥深き風景をつくっているのがドボクだよ”
と、今後もこういう気概で挑みたいなぁ。
大会最終日の6日(金)、学術講演会の発表が終わり、
久々にジョッキを前にして、こんなことを考えました。
関係各位の皆様、大変お疲れ様でした。