三連休初日

杜の都は小糠雨

 

今週某日、仙台市内での会議が終わり、

勾当台公園駅から地上に出たところ、外は土砂降りの雨

傘を広げ、駐車場まで歩き出したものの、

ズボンの裾がベチャベチャ濡れてしまう。

この歳になっても、歩き方が下手くそだ。

 

仙台市役所の裏、北一番丁通に出ると、

大きな雨粒と、雲の間から射す西陽が相俟って、なんとも不思議な風景

思わずスマホを取り出した。

 

 

 

気分だけでも、ソール・ライター

週初め、健康診断の待合室で手にとった、

「まだ見ぬソール・ライター THE UNSEEN SAUL LEITER」にすっかり魅せられた。

 

束の間、傘を閉じ濡れたズボンも気せず興じてしまった。

 

ワタシが交通結節点としてよく利用する「せんだい青葉山交流広場駐車場」

地下鉄東西線の「国際センター駅」の隣にある。

普段はこんな感じだが、ここに車を停めて地下鉄に乗ったり歩いたり走ったりと、

便利に使わせてもらってる。

しかし近い将来、ここに仙台市の新たな音楽ホール、

(仮称)国際センター駅北地区複合施設ができるみたい。

さらに、先週日曜日に行われたコンペで、基本設計業務受注候補に、

藤本壮介建築設計事務所の提案が選ばれた。

 

仙台市のHPを覗くと、まぁすごい提案書!

 

仙台市では、目下新庁舎も建設しているし。仙台市イケイケだね。

で、藤本壮介作品といえば、石巻にもあるんだよな。

マルホンまきあーとテラス(石巻市複合文化施設)

アートを愛でる旅も、観光メニューにあるし。藤本作品イケイケだね。

 

 

それにしても、

ドボクと違い建築は、”建築家”と呼ばれる”個人”が、強烈な個性を放っている。

そういえば、先週の土木学会全国大会で、田中(前)会長が、

「土木も個人がもっと有名に。」みたいなことを話していたなぁ。

そういや”土木家”って、聞かないし・・・。

 

 

さてさて、気が早いけど、杮落としは誰でしょうね?

広瀬川に近いので、やはり宗さん(青葉城恋唄)か?

それとも、HOUND DOG?

 

う〜んやはり、ダンダン ドゥビドゥビ ドゥバダ♪ かな?

 

令和6年度土木学会全国大会が、終わりました。

 

仙台(東北大学ほか)で開催されるのは、2016年(平成28年)以来8年ぶり。

東日本大震災から5年半が過ぎたときでした。

大会テーマは「復興、そして創生へ〜土木の力で地域を元気に〜」

 

さらにその8年前、2008年(平成20年)は、

大会3カ月前の6月14日に、「岩手・宮城内陸地震」が発生しました。

大会テーマは、「地域のみらいのための国土形成」

 

そして、今年2024年(令和6年)

元日に発生した能登半島地震や、先月の宮崎県日向灘沖地震、先週は台風10号が列島上陸

 

そんな今回の大会テーマは、「自然とくらしの奥深き風景をつくる土木へ」でした。

そして、土木学会第112代会長は、建築出身の佐々木葉氏です。

 

ちょっとドボクと建築について

 

名だたる建築家が、建物を”作品”と呼ぶように、

設計や意匠に個性を強烈に表現できる建築に比べて、

ドボクには華(魅力)がないという意見もあるでしょうが、

その土台は全てドボクなんだよね。

 

出張や旅行で乗る、飛行機(滑走路)や電車(鉄道)、自動車(道路)、

船(港)に自転車(サイクリングロード)・・全てドボクです。

 

ドボクって、それだけ生活に馴染んでいるし、すでに風景と化している。

逆に、馴染みすぎていて、あって当たり前で、魅力を感じないのかな?

それが、度々起こる災害の時に気付いては、その重要性を思い出す。

 

さて、令和6年仙台大会

今回の大会テーマは、”自然とくらしの 奥深き風景をつくる 土木へ”です。

 

けど、ワタシが会長になった暁には、こうしようと思います。

”自然とくらしの奥深き風景をつくっているのがドボクだよ

と、今後もこういう気概で挑みたいなぁ。

 

大会最終日の6日(金)、学術講演会の発表が終わり、

久々にジョッキを前にして、こんなことを考えました。

 

関係各位の皆様、大変お疲れ様でした。