covid19、というが、コロナが問題になったのは2020年で、東京オリンピックは1年延期、2021年開催だった。
今年も西暦が4で割り切れる年、すなわち「うるう年」で、パリでオリンピックがあり、アメリカ大統領選挙がある。
パリでオリンピックが開かれるのは、100年ぶり3回目になる。
パリで最初のオリンピックは1900年の第2回オリンピックで、それは1855年以来ほぼ11年ごとに開かれてきたパリ万博の、余興のひとつであった。
ちなみにエッフェル塔は、その前、1889年の万博の記念碑として建てられたものが、電波塔として残っているものだそうだ。
スポーツは得意ではないので、今回のパリのオリンピックに語るべきこともない。
ただ、世界の歴史をみるときは、
フランス革命やアメリカの独立というような紛争や政治的なトピックではなく、
囲い込みや産業革命が近代を招いた、というように、経済や技術が主導すると考えるべきで、
万博は、そのシンボルとして語られるべき、重要なトピックだといいたいのである。
18世紀半ばのパリの大改造も、万博を梃子にして進められただろうと思っている。
https://imp.or.jp/wp-content/uploads/2021/10/special-1.pdf
来年の大阪の万博には、というか、21世紀の万博には、
その根拠となる経済や技術の進歩が感じられない、開催する意義がない、と思っている。
アメリカの大統領選は、頑固な陰謀論者と、よぼよぼとの、前回同様の老人決戦になりそうだ。
現実として、アメリカ大統領が民主党であるときに、世界に戦火が広がっていて、
保守勢力は財産で儲け、新興勢力は動乱で儲けるということかと思っている。
つまり、
年が始まったばかりだが、私は絶望している、という話である。
(写真はガラス越しに撮った、サグラダファミリアの完成模型。ガウディも1929年開催のバルセロナ万博にかかわっている)