前回に引き続き、能登の復興を考える第2弾である。

準備の遅れている関西万博を返上して、
そのリソースを能登の復興に回せ、という話があるらしい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/659cbe8c556daed9891cf74b85c58b5b54f308a4

極論の好きな私だが、残り1年余りというこの時期に、
巨大プロジェクトを止めるのは、あまり利口な選択ではないと思っている。

いまや、万博は万博、で、失敗なら失敗、でいいのだと思う。

能登の復興も、カネをかけるにもきりがあると、
小規模集落を切り捨てる議論があるらしい。

そこは、大いに異議を申し述べたい。

経済も文化も、絵にかいたような中央集権がまかり通るこの国で
能登の復興に、効率をいうとは、ちゃんちゃらおかしい、のである。

無駄なものをつくるのだ。無駄な金を使うのだ。
怪しいやつらが集まってきて、
盗むように金を持っていくだろう。
そこに、物価上昇、賃金アップ、バブル経済が生まれる。

それこそが復興だ。

来年の万博を延期するのではなく、能登で万博をすればいい。2035年か2040年か、2050年でもいい。
会場はすべてサテライトで、見るべきものは、能登の各集落の、暮らしそのものだ。
住民がホストで、ゲストを運ぶのは空飛ぶクルマで、アクティビティは農林漁業だ。

世界から能登へのアクセスに、つまり
能登空港の拡充国際化と、能登を貫くミニ新幹線づくりに

湯水のようにカネを使うことを提案する。



(写真は、豊田市美術館敷地内の又日亭)