山へ行く時にスマホや携帯電話の予備電池を持って行きますか?。
くますけのスマホはドコモのシャープSH-01Fです。
メールの受信のみであまり使わなければ、3日は電池が十分に持ちます。
山でGPSログ着けに使うとそれで30%前後/1日を消費するので、日帰りなら予備電池を持って行かず、2-3泊なら予備電池を持参するようにしています。
非常時に備えて最低でも50%以上はいつも残しておきたいものです。
そこで問題になるのが、どのくらいの容量の予備電池を持って行くかです。
予備電池は意外と重くて、少しでも軽くするため必要な容量ぎりぎりの電池を持って行きたいと思います。
店頭で見ると、容量5000mahとか3000mとか書かれています。
知識としては、容量5000とかでも実際充電できるのは電気回路のロスで少し容量が減るという事は何かの記事で読んで知っていました。
今回Amazonで電流計を買って実際に計ってみました。
電気には詳しくないので、詳しい方の補足をお願いします。
結果は意外なほどロスが大きいという事でした。どれも60%以下でした。
下記にまとめてみましたので、参考にしてください。
●ロスは約4割。
容量5000mAhの電池だと充電できる容量は3000mAh以下ということです。
自分のスマホの電池は約3000mAhなので、5000mAhの充電池でやっと一回分の充電ができると言うことです。
5000mAhの電池の重さは151g。スマホより重い。
もう1台スマホを持って行った方が軽い?
なんてことだ!
● 左の黒い物 140g
Solar Charger INJ-035 秋葉で買ったNB商品 太陽電池パネル付。
出力 DC5.5V 800mAh 容量2600mAh
入力 DC5V 500mAh
実出力 1450mAh (56%) 実入力2400mAh
本体の表示によると太陽電池で最大で150mAh/時間電力を作れる。
ロスが3割有るとすると、容量2700の本体電池をフルにするには約26時間以上必要と言うことのようだ。
昼間しか充電できないし、光がいつも最大に受けられるわけでは無いので、さらに2~3倍の時間が必要ではないだろうか。
そう考えると、これを1日で充電するには太陽電池のサイズが10倍以上必要な気がする。A4サイズで3枚分以上必要?
それでも出力で充電できるのは1450mAh/1日程度になるということだ。
太陽電池を効率的に使うには、スマホ本体へ直接電気を送った方が良いのでは無いだろうか。
※NBだけあって自然放電が大きい。1週間置いておくだけで20%?程度減っている。
● 右下の白い物 151g
DOCOMO ポケットチャージャー02 少し古い物 サンヨー(現パナ)のOEM
出力 DC5V 1.5A MAX 容量5000mAh 入力不明
実出力 2900mAh (58%) 実入力4700mAh
●右上のオレンジ 86g
Sony CP-V3A 最近の物
出力 DC5V 1.5A 1600mAh 容量3000mAh これには出力1600mAhと表示があった
入力DC5V 0.5A-1A
実出力 1700mAh(57%) 実入力2900mAh
出力が1.5Aと書いてあるが、0.63Aしか出ていない。
スマホとの相性? 別のタブレットでは0.81Aの出力。
充電ケーブルの品質
充電に使うケーブルによっても50%くらい時間が変わる。
太くて短い方が抵抗なく電流が流れる。
上の写真 100円均一の細い充電ケーブルを使うと、
0.63A -> 0.29A に変化する
充電中。 右上は累積時間。
追伸
スマホは電子機器なので、故障も破損もあります。
突然暴走して気がつくと電池をすべて消耗していた、とか
氷点下だと電池の消耗が速いとか
落としてこわれたとか、
たとえ無くなっても対処できる方法を考えておきましょう。