廃棄物処理コラム☆固形化処理&コンクリート固形化
<排出元向け>固形化処理&コンクリート固形化
以前のコラムでは、『高速堆肥化施設』『バイオエタノール燃料化施設』『有害廃棄物の処理』をご紹介しました。今回は『固形化処理&コンクリート固形化』をご紹介します。
■固形化処理&コンクリート固形化■
<固形化処理>
固形化処理は、廃棄物と添加剤・水を融合し、養生若しくは成形して固型化物をつくり処理するものであり、添加剤にはセメント(コンクリート固型化)、キレート剤、アスファルトなどが用いられます。
<コンクリート固型化>
コンクリート固型化はセメント中のアルカリ成分による重金属の水酸化物化、コンクリート固型化物の重金属の吸着や物理的な封じ込めなどにより、重金属溶出防止効果が発揮されます。コンクリート固型化については、セメントの種類や混合比、養生条件などの選定が重要で、『金属等を含む廃棄物の固型化に関する基準』(昭52環告5号)が定められています。
なお、消石灰などのアルカリ剤混入灰のような廃棄物については、鉛等の溶出防止に不十分な場合があります。重金属の溶出防止の他、コンクリート固型化は粉じん飛散防止効果等があります。以下の図は、コンクリート固型化の基準。
以上
■廃棄物の適正処理体系(体系図)■
以下の図は、適正な廃棄物処理の7つ方法とその体系図です。
<今までのコラムの一例とお問合せ先>
★高速堆肥化施設:前編
★高速堆肥化施設:後編
★バイオエタノール燃料化施設
★有害廃棄物の処理
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<船井総合研究所東新一>
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