しばらくの間、茶耐仕様CBX125Fに時間を取られて
放置期間が長かったNSFのエンジンO/Hをしようと思ったのは3月くらいのこと。
とりあえずヘッドをきれいにして吸排気バルブのすり合わせと
ピストンリング交換くらいでいいかなって
抜いたドレンボルトに大量のスラッジがついていて不安になり
クラッチカバーを開けてみたらスラッジがケース下面に大量にありました。
そうなると不安になってしまって結局クランクケースを割ることに。
クランクケース内もスラッジが溜まっていて結局バラバラにしてきれいに洗浄することに。
ただそこまでバラしてしまうと当然各部をチェックすることになったんですが
あれやこれや・・・・
以前のブログにも載せましたが
クラッチハウジングの摩耗やベアリングのはめ合い不良とかクランクの振れとか・・・
結局クラッチハウジングは手加工で修正、クランクはショップで芯出し&ベアリング交換、
ケースのベアリングはめ合い不良(ゆるい)は接着剤で固定などで対応しました。
その他の痛んだベアリングやねじ類なども交換しています。
厄介だったのがシリンダーの摩耗。
完全にクロスハッチが消失してたので普通は交換なんでしょうが
普通にやってもつまらない。
もう普通にSPクラスも出る気無いし、シリンダー買うくらいの予算で別の手を考えます。
最初に思い付いたのは0.25オーバーサイズピストンを買ってシリンダーをボーリングしてしまうこと。
ついでにピストンにはWPCなんてのも考えました。
ただそれじゃ面白いかもだけど速さ的にはほぼ変わらない。
で、次に考えたのが社外品のボアアップキット。
ヨシムラ、タケガワ、キタコなど各メーカーから出てますがSHIFTUPを選びました。
決め手は値段とピストン形状。
ヨシムラや武川なんかは純正ピストンと同じフラット形状なんですが
SHIFTUPは中央が凸なハイコンプ仕様。
カタログに圧縮比は書いてませんがどっかのサイトで計ったら12.5くらいらしい。
(他社だと10.8くらい純正は9.4)
さらにピストンとピストンピンにはWPC+MO2処理までしちゃいました。
部品が揃うまで時間が少しかかりましたがやっと組み上げて火を入れるところまできました。
あと細かいところを組んだら走行できます!!
7月中にはどっかのサーキットに行けるかな~