いや〜な不快感情を収める、2つのポイント | 心理セラピストひがしさやか 〔心の相談室 Hare Labo _晴れラボ〕

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こんにちは、心理セラピストのひがしさやかです。

 

 

今回は、「不安」などのいや〜な感情の収め方がテーマです。

 

不快感情を代表して、ここでは「不安」と表現していきますね。

 

不安に対して、無理に押さえ込んだり、リスレッシュしたりといった、即効性のある対処もときには必要なのですが

 

それでは、根本解決にはならずに、また不安が噴き出してくるというくり返しになってしまいます。

 

では、根本的に不安などのネガティブ感情とどのように向き合っていけばよいのでしょうか。

 

 

 

   不安になったとき、どのように対処していますか?

 

 

あなたは不安になったとき、このような対処をしていませんか?

 

・不安は不安のまま放置している 
・不安を消すために、猛烈に行動している(けれど不安は消えない)

・人に不安や辛い気持ちを吐き出す(けれど尽きない)

・不安や困難といつも闘っている感覚がある

・価値のある存在になろうと努力している

・食べたり、お酒を飲んだり、ゲームやネットでリフレッシュする

・常に誰かに側にいてもらおうとする

・一人で何もできずに固まっている

 

もしも、現実的に問題に対処したうえで、いつまでも不安が尽きなかったり、不安などの感情に圧倒されてしまうのであれば・・・

 

 

あなたの心と身体には、不安を安心に変えていくため仕組みがうまく働いていない可能性があります。

 

不安を安心に変えるためには、次の2つのポイントがあります。

 

①不安などネガティブな感情を収めること

②体の不快な生理状態が心地よい状態に戻ること

 

ところが、この2つを調整しようとして、返ってNGな対処をしていることも少なくないのです。

 

 

〈不適応な対処の例・・・

 

 

例えば①のネガティブ感情に対しては、

 

・我慢して押さえ込む

・なかったことにする

・大人だから冷静に自分をなだめる

・楽しい気分になることをしてリフレッシュする

・切り替えてポジティブに考えようとする

 

…これらは一見、相応な対応にみえますが、実は心理的には逆効果なんです;;

 

そこにあるネガティブ感情を抑圧しているだけで、解消しないまま放置していることになります。

 

そうしていると、

 

返ってネガティブ感情が強く感じられたり、

 

感情を抑え込むことでその他の感情も感じられなくなってしまったり、

 

体の痛みや疲労、感情の爆発という形で出てきてしまうことにつながってしまいます。

 

そしてまた出てきたそれらの問題をさらに押し込めようとして、また我慢した感情が溜まっていく…という無限ループに入り込んでしまいます。

 

また、②の体の不快な生理状態をどうにかするために

 

・お酒をのむ

・過食する

・たくさん眠る

・楽しいことに没頭する

・買い物する

・人と会って紛らわす

 

…これらも、短期的にはいい気分になって効果がありますが、長期的にみるとその行動事態が問題となっていくことも。

 

依存的にくり返すことになれば・・・

 

最終的には、アルコール依存・過食症・ギャンブル依存・恋愛依存など…自分を損なうことにつながってしまいます。

 

ではどのようにすれば、上手に対処できるようになるのでしょうか。

 

 

  いや〜な感情との適切な向き合い方

 

 

くり返しますが

 

①不安などネガティブな感情を収めること

②体の不快な生理状態が心地よい状態に戻ること

 

この2つのポイントを上手に適切に踏めるようになることが、不安や困難の対処に役立ちます。

 

①不安などネガティブな感情を収めること

 

これは、方法をひと言で現すと、とてもシンプルです。

 

「不安は不安として、そのまま受け入れること」なんです。

 

怒りは怒りとして

悲しみは悲しみとして

 

今、私が感じている感情は妥当なものだよと、許していくことなんです。

 

ポイントは誰かにぶつけるのではなく、自分で自分の湧いてくる感情を許してあげること。

 

そんなことで収まるんですか!?

と思われるかもしれませんね。

 

やったことがない方には、確かにこれは恐ろしいことかもしれません。

 

これまで我慢してきた感情があるのであれば、なおさらです。噴き出した感情で自分がどうにかなってしまいそうな予期不安がやってくるかもしれません。

 

得に、成長過程で「いつも強くありなさい」「いい子にしていて」と、ネガティブ感情を強く否認されてきた経験があるのなら、不快感情を認めて受け入れていくのはとても怖いことだと思います。

 

その場合は、セラピーやセミナーの安心安全なサポートがある場所で体験していただくことがおすすめです。

 

これがうまくいくと、それまで暴れていた不安感などが落ち着いていくのがわかります。

 

実は他にも細かなステップがあります

 

・安心安全を感じられる環境であること

・本当の感情を明らかにすること

・自然な感情を許すこと

・その感情のニーズを満たすこと

 

詳細はここでは割愛しますが、感情には適切な収め方、扱い方があるのですね。

 

 

②体の不快な生理状態が心地よい状態に戻ること

 

不快感情に伴って、体はさまざまに反応します。

 

胸が苦しい、喉がつまる、胸がどきどきする、体が重い、胃が痛い…

 

感情に伴って出てくる、これらの体のいや〜な不快感

穏やかで心地のよい感覚に戻っていくことが重要です。

 

神経は、活性化したり、落ち着いたりを自然にくり返すのが健康的な状態です。

 

ところが、過度なストレスにさらされていたり、トラウマ体験があると、常に神経が昂っている状態や、極端に覚醒状態が低いうつうつとした状態に留まってしまい、そこから抜け出せなくなってしまうのです。

 

これが痛みや体のだるさにつながっています。

 

この「いつかは落ち着く」という感覚がない状態というのは

 

絶望の中にいる

明るい未来がみえない

生きていても辛いことだらけ

深い孤独感の淵にいる

 

という苦しくて暗い感覚なんですよね。

 

そうではなくて、「いつかは穏やかな落ち着きに戻っていく」という身体感覚の見通しが持てることが、「何があっても未来は大丈夫」という希望につながっていきます。

 

このためには、「誰かといて落ち着ける」「一人でいて落ち着ける」体を体験して、習慣的にその状態に留まれるようになることが解決につながります。

 

マッサージをする、心が穏やかになる趣味や活動をする、人と何気ない会話をする、人とゆっくり食事をする、、、

 

などが役に立ちます。

 

厳密にいうと、リラックスしたことがない方には、「落ち着く」ということ自体がハードルが高い作業になりますし、人といることが恐怖や不安を引き起こしてしまう方もいるはずです。

 

その場合は、できればプロの手を借りて傷を癒すとともに、安心して誰かといられる感覚を育んでいくことが必要になります。

 

つまり、ここちよい身体感覚に留まれる時間を作り、習慣化していくことが変化につながっていきます。

 

 

  1DAY講座

 

今回は、嫌な不快感情を収めるポイントをお伝えしました。

 

心や体は方法論でとつとつと説明するよりも、体感していただくのが一番です。

 

今週末は1DAYセミナーを予定していますが、

 

今回ご紹介した2つのポイントを、具体的な実践を交えてお伝えしていきます♪

 

ピンときた方、ぜひご参加ください^^

お待ちしています。

 

 

5/11(土)10:00〜より

 

「〜セルフタッチで愛情ホルモンオキシトシンを味方につける〜心と体に愛着を育む1DAY」と題して、1日だけの集中講座を開催します^^

 

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