映画「破戒」2022 | さようならを言う前に

さようならを言う前に

さよならを言う前に言っておきたいあんなことこんなことをド~ンと言ってみよう!

 

 

      

       

 

 
1948年に木下恵介監督、1962年に市川崑監督も
映画化した島崎藤村の名作「破戒」、
間宮祥太朗主演で60年ぶりに映画化したものです。
 


亡くなった父から自身が被差別部落出身である出自を
隠し通すよう強い戒めを受けていた瀬川丑松は、
地元を離れてある小学校の教員として勤めていました。

教師としては生徒に慕われる丑松だったのですが、
出自を隠していることに悩みを抱く毎日でした。
 
下宿先の士族出身の女性・志保との恋に心を焦がす
丑松でしたが、やがて出自について周囲に疑念を
抱かれるようになり、学校内での丑松の立場は
危ういものになっていきます。



苦しみの中、丑松は被差別部落出身の思想家・
猪子蓮太郎に傾倒していくのです。
 
そんな中、教師仲間の銀之助だけはいつも彼を
励まし力になってくれていました。

しかし最後は、教室で自分の出自を生徒に告げて学校を
去っていくのです。このシーンは泣けます!!


 
恋していた志保とは銀之助の計らいで一緒に東京へ
行くことになり、荷車を押して去っていく去って
いく丑松を子どもたちが追いかけるシーンも感動的です!



間宮祥太朗が主人公の丑松役を演じるほか、
志保役を石井杏奈、友人で同僚教師の銀之助役を
矢本悠馬、猪子蓮太郎役を眞島秀和がそれぞれ演じます。



久しぶりに感動しました。
以前の作品も観ていたし小説も3回ほど読んでいます。
島崎藤村の名作だけあって、何度見ても新たな
感動を感じる作品だと思いました。

部落問題について、北海道に住んでいた私は
全く知らずに32歳の時に福岡県に引っ越して
初めて知った時の驚き、今でも覚えています。

 
現代のこの世にまだそういうことが存在している
ということ・・・・。
 


それからはいろいろ勉強しました。そうした中で
知り合った一人の女性がそういう地域の人でした。
 
職場が同じでしたから、一緒に旅行したりお酒を
飲みに行ったりと今でも時々電話で話したり
しています。
一番気のおけない友達と言えるかもしれません。






 

 

            

 

読んでくれてありがとう~枠はkumakunさんのsouceで作りました