君から届いた手紙
¨実家に帰ってきました…¨
遠い記憶にゆがむ苦い恋心
あの日…
夕日に照らされた愛しすぎる君に
精一杯の笑顔で別れを告げた…
君が幸せならばそれでいい
唇をかみしめ君の背中を見送った
君が誰かのものになると知ったときも
頼りない僕よりも きっといい人を見つけたのだと
胸の悲鳴を抑えつけた…
運命ならばいつかきっと会えると…
かすかな望みを遠くの空に見ていた…
でも…そんな僕の想いさえも
君の歩いていく道には必要ないものだと知った日から
もう痛みさえも感じなくなっていた
僕は僕の道を歩きだした…
そんな時に届いた君からの手紙
あのころの感情があふれてきた
時が流れるまま終わったふたり
無くしたあの想いを取り戻せるのならば…
君からの手紙をひたいにあて
瞳を閉じた…
今も残る 遠い香り…
頬にかかる ひとつのしずくを拭きながら
二人信じた愛が心にあれば
それぞれの幸せをつかめるはずだと
君との甘い出会いと苦い別れを胸の奥へしまいこんで
君からの手紙は引きだしの奥へとしまった…
