ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ -11ページ目

ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

株式会社ZAC社長 金森秀晃のブログ。
人事制度構築、教育・研修サービスとその現場から得た気付きについて綴っています。
企業研修・コンサルティング・スクールのことから、大好きなおやつの事まで幅広いブログです。

 

「生命体は、自らを“壊す”ことで進化する。」

これは生物学者・福岡伸一さんが語る「動的平衡」という概念です。

人の体は、私たちが驚くレベルで細胞が日々入れ替わりながらも(脳細胞さえも入れ替わる)、
全体としての“私”を保ってくれています。

この考え方自体は、個としての生物を捉えた時の概念ではありますが、
これは病院という「組織」にも通ずるところがありますよね。

医療の現場では、いわずもがな人も制度も科学も環境も絶えず変化しています。
現に20年続いている病院があるとしたら
オリジナルメンバーは全体の1/10もいないことも多いのではないでしょうか。
それでも「○○病院」としての存在を維持し続けているということは、
変化を受け入れながら全体のバランスを保つこと=動的平衡がある程度存在していたということになります。

ですが、医療業界に関して言えば、その動的平衡は
「医療的ケア」つまり診療上の指揮命令系統の部分のみに適用されてきたとも言えると思います。
(そうでないと”ヤブ医者”状態になりすでに淘汰されていると思うからです。)
診療上の指揮命令系統という面では、新しい医療界の常識を取り込んで変化してきたものの
こと経営面や組織上の指揮命令系統の部分においては、それらが適用されず取り残された化石のようになっている組織も珍しくありません。

その結果、変化の激しい昨今の医療業界において、淘汰される対象になりつつある
という危機に直面しているところも少なくないと思います。

ではどうすれば、組織全体で「動的平衡」状態を作っていくことができるのか。

それは、ひとえに「ガバナンス構築」といえるでしょう。

ガバナンスとは、組織をしなやかに機能させ続けるための“骨組み”のようなものです。
意思決定が一部に偏っていないか、現場の声が経営に届いているか。
暴走せず、健全に進化していくための羅針盤のようなものと考えるといいと思います。
またそれらを属人化せず、人が変わっても一定の質を保てる仕組みを持つことも大切です。
「この人がいないと回らない」組織は危ういもので、
古くなった細胞を壊し、新しい細胞に置き換える体の働きと似ていますよね。

そのガバナンスの象徴が何かといえば・・・

しっかり機能する「人事評価制度」!であると言えるでしょう。

組織が変わろうと思ったときには
・職員にこういう行動を取ってもらう必要がある
・こういう認識をもってもらう必要がある
・こういう人材を高く評価していきたい
という物差しがどうしても変わっていくものです。

今まで通りの基準で評価をされて、これまでと違う行動をとってくださいというのも普通に考えて無理がありますし、
しっかりと新しい基準を示すことで、職員側も疑問やコンフリクトを表明できるようになります。
表明してくれさえすればあとは話し合って合意形成するなり、制度を修正するなりするだけです。
どうしても合意形成できないところがあれば、そこは組織として新陳代謝をしていく他ありません。

とりわけ今の医療の現場は、人口構造の急激な変化、働き方改革による人手不足問題、
物価上昇や賃金上昇に見合わない診療報酬制度問題など、激しく揺れています。

そういう意味ではそこに取り組む「最大にして最後のチャンス」と言えるかもしれません。
これを機に新陳代謝を始めたい・・・!という方がいらっしゃれば、ぜひお気軽にご相談ください。

人事コンサルタント
金森秀晃

 

こんにちは
管理部の佐々木です。
今回は私がブログをジャックします!

26卒の就活も、大半の学生が内定を獲得し
どこに決めるべきか、という相談が増えてきました。

企業によっては”オヤカク”(何らかの手段で学生の親御さんの意向確認をすること全般)をする割合も増えてきているようで
就活は学生のもののようでいて、実は多くの方々の介入によって成り立っているのだと気づかされます。

調べてみるとオヤカクは昭和の頃からあったそうです。
ただ近年だとコロナを皮切りにさらに働き方の多様化や
社会そのものの不確実性なども相まって多くの方が知る所になったのかもしれませんね。

以前、学生面談の話の流れで「もし佐々木さんが就活生で、親の意向と合わない企業に行きたかったらどう説得しますか?」と質問されたことがありました。
いまのまま学生に戻るとしたら”頭ごなしに説得しないこと”を心掛けるかもしれないと伝えました。

理由は最良の選択をするためです。
もし親(限らず友人でも同様)違う意見だったら、何かしら危惧していることがあるかもしれないですし
世間知らずの自分には認知できない何かがあるかもしれないからです。
自分の考えに反対(異を唱えられる)されると、正しい/正しくないのはどっちなのか?を証明しようとする話になりがち・・・
これは無自覚の間にチャンスを自ら減らしているようなものかもしれません。

なので説得ではなくいろいろと質問をして、言わんとしていることの把握をした方が自分にはない視点を増やせると思います。
また、聞いたことをふまえて自分はどう考えるのか?を刷新でき、選択の理由を深めることもでき、選択も納得のいくものにできる可能性を高められそうですよね。

面談をしていた学生は「納得させて自分と同じ意見になってもらうことに拘ってましたが、そうじゃなくてもいいんですね。
自分の考えを改めて見直してみる機会になるし、少し肩の力を抜いて親と話せそうです」と話していました。

就活で異を唱えられるというのは、違いを知ることで相対的に自分を知れる機会なのかもしれませんね。

毎月第三日曜日に開催しているオンラインスクールCOAでも他の受講者の方の
考えを知ることで、自分がどう考えているのかを明確にすることができます。
よかったらご参加ください!

 

 

ハリー・ポッターの世界の中で憧れた、あの「動く肖像画」。

絵の中の人間が動いて話しかけてくるあの感じ、
こんな世界があったらいいなぁとワクワク・ドキドキしませんでしたか?
(ハリポタファンには絶対おわかりいただけると思うのですが。笑)

読んでいた当時は完全にファンタジーの世界の話だなんて思っていましたが、
今ではAIの技術が進んで、なんと故人と“会話”できるような時代になってきました。
声や映像、SNSの文章などから、「その人らしい話し方や考え方」を再現するという代物なようです。

ハリー・ポッターの世界の校長室の肖像画も、
諸説あるものの原則は「故人の記憶」が元になっていますので、ここも共通ですね!

それはいわば、時が止まった相手との会話。
そういう意味では生きている人とは全く異なるわけです。
だからこそ、ハリポタの世界(魔法界の中)でも、
人が亡くなるというのは非常に特別な事象なのだということをなんとなく思っておりました。


そんな中で思ったのは…

技術が進めば進むほど、逆に“人間らしさ”が浮き彫りになってくるんじゃないか

ということです。

私たちは日々ちょっとずつ変わっていきます。
昨日の自分と今日の自分は違いますし、
相手も同じように、少しずつ変わっています。
今この瞬間の私とあなたはこの瞬間にしか味わえません。

そんな中で、すれ違ったり、また近づいたりしながら、関係を続けていく。
言いかえると「変わり続ける者同士が、つながろうとし続けること」ということになると思います。
それこそが“生きている”ってことなのではないでしょうか。

記憶をもとにしたAIとの会話も、原点を思い出すきっかけになったり、
寂しさを埋めてくれる材料にもなりますから決して悪いものではないと思います。

ですが人間の本質はこの可変性とその交わりであり、
“今この瞬間、誰かとどう関わっているか”が一番リアルで、
大切なことなんじゃないかと思った次第です。

AIとの会話が当たり前になったとしても
今ここで誰かと交わす言葉や表情のやり取りには特別な価値がある。
そんなことを、ふと感じたのでした。

その変化、化学反応を楽しめるあり方こそ人生を最大限に楽しむ秘訣と言えるのかもしれませんね!

人事コンサルタント
金森秀晃

 

こんにちは!
サロン事業部の定道です。
本日は私がブログをジャックします。

ただ集まって情報共有するだけで終わってしまう…
一通り議論を交わしたけども、何も進展がなかった…
毎回話している内容が変わらない…

日々行っているミーティングが、ついこういう状態になってしまうことはありませんか?

今回は、サロン内でのミーティングから気づかされた、
日々のミーティングを活性化させるためのコツについてお伝えしたいと思います。

1年ほど前のことです。
サロン内では、毎週全員で集まってミーティングをしているのですが、
共有する内容が毎回同じようになってきて、
せっかく全員が集まっているのにそれぞれの意見や能力を引き出せず、
正直”このMTG、このやり方のままでいいんだろうか”と感じていました。

何かを変えなければと思い、代表の金森に相談してみたところ、
「今はサロン配属がある時は新人さん1人だけど、1ヶ月後、10人の新人が入ってくるとしたら?という設定を全員で共有して、
ミーティングをやってみるといいと思うよ!」と話してくれました。

ミーティングのやり方そのものをどう変えていくかということに意識が向いていたこともあり、
「1ヶ月後新人10人設定」に面食らってしまいましたが
まずはやらないと何も始まらない!と思い、すぐメンバーに共有しました。

定期ミーティングの日になり、改めて事前に「新人10人設定」を共有してから始めてみました。

すると・・・
「顧客管理のやり方を変えた方がいいのではないか?」
「お店の課題だと思っていたけど、他に優先順位が高いものが見つかったね」
「ここにいない人にも伝えられるように、議事録の取り方を変えてみよう」

など、組織を前に進めるための意見が自然と飛び交うようになりました。

なぜこのようになったのかを振り返ると、メンバーの能力がアベンジャーズのごとく急に高まったわけではなく笑
「1ヶ月後新人10人設定」という現状よりも飛躍した目標(=ストレッチゴール)を設定することで、
一気に人数が10倍になり今まで通りのやり方ではだめだということと、
”あれもこれもやらなきゃ”とやることや手段に手一杯で漠然とした焦りがあったのが
皆で仮説を立てながら選択と集中の段取りを話し合うようになりました。

それが共有できたことで、全員の視座が高まり、
現状をより冷静にとらえることができるようになったので、
目標と現状の差が明確になり、意見が言いやすくなったのではないかなと思います。

ご自身の組織のミーティングが停滞してるな・・・と感じるときは
「今よりも●倍想定」をぜひ一度試してみるといいかもしれません!

今後も、自分たちで、更なる目標を設定することで、議論を交わし、
お客様にとって何をしていくべきかを常に追究し続けられる組織を作っていきたいと思います。

サロン事業部
定道勇斗

「脳はスノードームのようなものです。
スノードームを揺さぶるとものすごく騒々しくなって、
そのあと徐々に落ち着き始めます。
問題を解決するには、落ち着いたスノードームが必要なのです」

これは『Don't Swear at Work: The Rule Breakers' Guide to Workplace Brilliance』の著者、カースティ・フルス氏の言葉です。

今詰めて考え抜いた後でコーヒーブレイクをしているときに
ふと何かをひらめく、というような現象を
すごくわかりやすく可視化していただいた言葉だなと感じました。

フルス氏はマーケティング会社のトップとしてハードワークを経験する中で、
パニック発作を患い、そこから成功や仕事に関する神経科学や、
わたしたちを生産的な存在にしているものが何かというところを学んでいらした方です。
だからこそ、成功を追い求めて今詰めて頑張りすぎる方に向けて
「戦士の休息」の意味するところを問いてくださった言葉だと思います。

ですが今回はあえて、その後半部分ではなく
前半の「スノードームを揺さぶる」ということに
着目してみたいと思うのです。

なぜなら昨今の私たちには、心を乱されたくない、
新しいことをして混乱したくない、
葛藤を抱えたくない、いつも平穏ですっきりしていたい、
という思考が強く根付いていると感じるからです。

かくいう私もかつては
混乱が嫌で動き出せないことや、苦手なこと、
新しいことに取り組む際の抵抗感がかなりあった方だと思うですが、
今ではそうした頭をかき乱す事象、混乱がないと
かえってそわそわする、という体質に変化しています。
(これだけ書くとなんかちょっと変態みたいですが。笑)


そのきっかけは、何かというと
毎日の「瞑想」というルーティーンでした。

最初は先輩経営者に進められてなんとなく始めたものだったのですが、
ある時、追い込まれて頭から血が出るほど考え抜いて、
苦手だったこともやらざるを得ず、新しいアプローチもとらざるを得なかったという「頭をかき乱される」経験の先で、
「素晴らしいひらめきや精度の高い思考が振ってくる」ということを経験してしまったのです。
そのひらめきを探知できたのは、いつも「瞑想」の時でした。

この頭の中の大混乱があってこその、瞑想時の「果実」を知ることがなければ、
おそらく今でも混乱が「嫌すぎる」ままだったと思います。

この気持ちよさは、思い切って頭の中に混乱をもたらさないと味わうことができないので、
最初はちょっと抵抗感もあると思うのですが、
ぜひ1日の中に自分なりの「スノードームを置く習慣」を作り出し、
そこめがけて目一杯頭をかき乱してみるという体験をしてみてください!

絶対に!? 健全な問題・混乱大好き人間になっていきますよ!

人事コンサルタント
金森秀晃

 

Z世代の部下をもつ上司の方々からこんな悲鳴をいただくことがございます。

「全部に”これやる意味あるんですか?”ときいてきておかしくなりそうです。」
「やり方伝えても、いちいち”マニュアルないんですか?”ときいてくるので面倒くさいです。」
「”テンプレください””フォーマットください”と言われてうんざりします。」
「目的を伝えても自分が100%納得しないと動かないので、もう頼みたくないです。」

その様子が目に浮かぶようで、
誰が悪いということではないのですが
その苦労を思うとなんだかいたたまれなくなりますね…!

目的を共有しても、意味を説明しても、
自分が100%納得しないと動かないとなると
確かに「納得コスト」が高すぎて厳しいと思われるのも
無理はありません。

一方で納得させれば動くわけで、納得するまで情報を与え続ければいいのではないか、
という意見もあるかもしれませんが、実際のところこれもおすすめはできません。
本人の納得には結構きりがないということもありますが、
緊急性の高いとき、納得感がなければ動けないとなったら、
組織に甚大な被害をもたらす可能性があるためです。

そうなると、
マニュアルを用意したりする環境整備もしつつ、
目的共有などを徹底するという努力と平行して、
「ある程度不納得を抱えたままでも動ける状態を目指す」という方向になろうかと思いますが、
ここでみなさん相当悩まれているのではないかと思います。

不納得でも動ける領域を1%ずつ増やしていくためには
どうしたらよいのでしょうか。

それは…

「納得させる」のではなく「(自分で)納得できるように育てる」

ように視点を変えることです!

上司がすべてを説明し続けて“納得させる”という構図を続けていては、
部下の「納得耐性(=自分で意味を見出して納得できる力)」は育ちません。
むしろ「納得させてもらうのが当たり前」という思考を強化してしまい、
結果的に自走できないままになってしまいます。

既にやられている方も多いかと思いますが、
例えば
「意味を考えるのはいいことだね。
◎◎さんとしてはその意味をどう考えてる?」
「確かにその質問、大事だね。自分ではどうしたらいいと思ってる?」
「いい視点!時間がかかっても大丈夫だから、
まずやってみてその意味について考えてみてほしい。」

このような声かけをして部下の納得耐性を鍛えていくのが、遠回りに見えて実際のところは一番早いです。

上司としては、「納得してからでないと動かない」という姿勢には
思わずイライラしてしまうこともあるかもしれません。
ですが、Z世代の部下も決してワガママを言いたいわけではなく、
「意味を大切にする」世代で育っただけなのだと思います。

育て方次第で組織にとって非常に大きな力になってくれますので、
育成方針について悩まれている方の参考になれば幸いです。


人事コンサルタント
金森秀晃

 

「量をこなせと言われるが質が悪くなると思ってしまう…」
「雑になってしまい、かえって評価が下がるのでは…」
「質を犠牲にしてまで量を増やすのはいかがなものか…」

上司から量が足りないと言われたりした際に、
誰しもこうしたジレンマを抱えることもあるのではないでしょうか。
中には理不尽に感じるという方もいらっしゃるかもしれませんね。

ですが
「量と質はトレードオフではない。
量を重ねることは、試行錯誤のスピードと精度を高めることであり、
結果として質の向上につながる。」ということを
私たちは知っておく必要があります。

なぜなら、これは「一流」と言われる方々が証明し続けた原理原則だからです。

象徴的な例を一つご紹介したいと思います。

ブラックジャック、鉄腕アトムなどの人気マンガでもお馴染みの漫画界の巨匠、手塚治虫先生。
手塚治虫先生のデビューから60歳でなくなるまでの原稿枚数はおよそ15万枚、
時間で割ると1日10枚仕上げたことになるという話を聞いたことがあります。

これは誰がどう考えても、尋常じゃないスピードですよね。

おそらく手塚先生も自分の中でクオリティに納得がいかないという漫画も
いくつもあったと思うのです。
それを見て批判されたり、失望される恐れも人間である以上あったかと思います。

手塚先生はその恐れよりも、マーケットからのリアクションの獲得と
それを受けての修正というサイクルスピードを高めることを重視なさったのではないでしょうか。

普通に考えて私たち凡人よりも質への拘り等は強いと考えるのが妥当でしょうから、
その心情、葛藤、勇気を思うと胸が熱くなりますね。

その結果、約1500本以上の漫画作品を世に出し、多くの人々に稼働や影響を与え、
日本の漫画文化を世界に広めた先駆者として「マンガの神様」とも称されています。

質への拘り、中途半端なものを出したくないという思いを抱えながら
いち早く世に出して修正を繰り返すという勇気
(早めに恥をかく勇気といってもいいのかもしれません)
が重要なのかもしれませんね。

なかなか難しいですが、私も頑張りたいと思います!
一緒に立ち向かっていきましょう!

人事コンサルタント
金森秀晃

 

ある外科医の先生のポストが、
現場で成果を出すプロフェッショナルの本質を突いていて、
思わず目を奪われました。

これはあらゆるプロフェッショナルの現場に通じる話ですよね。

例えばですが周りにこんな方はいませんか?

・議事録を漏れなく書こうとしすぎて、
時間もかかり、肝心の意思決定事項や宿題がよくわからない人

・本来、意思決定のキーパーソンに話を通しておけば済む話を
全員に根回ししようとして、関係の薄い部署や上司にまで
「一応」相談をして回り、意思決定を遅らせる人

・どうでもいいこと(相手が望んでいない、気にならない部分)に
拘りをみせて異様に時間を費やしてしまう人

業務の遅さや非効率を「”慎重””丁寧”だからしかたない」と
真剣に思い込んでいる人も少なくないかもしれませんが
そこは一考の余地があると考えてもらえるようにしたいですよね。

そういう方に、ぜひ試していただきたいのがこの思考習慣。

「センターピンはどこか?」を毎回問うという思考習慣です。

これは「ここさえ押さえれば仕事が早く、楽になる」というポイントが
どのような仕事にも必ず存在しているという事実を知り、
そこを見出そうというエネルギーを生む魔法の問いかけなのです。

重要なのはセンターピンそのものではなく、「センターピンを見出す技術を身につけること」です。
状況や登場人物が変わればセンターピンは変化するので、そこに画一的な答えなどないですし、
その瞬間の最高の答えがあったところで次の瞬間には別のものになっている可能性もあるからです。
(そもそもそこに画一的な答えがあるなら、誰もが知っているという意味でそこまで価値がないものかもしれませんよね)

もちろん、業務の初期段階で「よくある無駄」や「気をつけるポイント」を示すことはできますし、
上司であればそれはやるべきでしょう。共通する構図や型を教えるのも重要だと思います。

ですが、それをもとに見極める力を身につけるためには
その構図を頭に入れたり、それを実践で練習して精度を高める訓練が必要です。

組織としてそのポイントを形式知化することも必要だと思いますが、
それがないから動けません、できません、やりませんというのは
社会人としては戦力外通告ものです。
(自分のことだとなんとなく気が付かないかもしれませんが
後輩がそんな事言いだしたら困るなと言うのはわかると思います)

そしてその形式知化する能力こそが、最も市場で評価される能力であり、
それが誰にも奪われない財産になりうるのに、その機会をみすみす放棄していることになってしまいます。
もったいないですよね。

だからこそ一番効率がよいのが
「この仕事のセンターピンはどこか?」と問い続ける習慣なのです。
それが、ただ丁寧な人と、信頼されるプロフェッショナルの違いを生みます。

迷ったときこそ、構造を見て、急所を押さえる努力をしてみる。
そして、急所を外している自分に気づき続ける。
その意識と気付きの連続性が、未来の自分を楽にしてくれるはずです。

私もまだ道半ばですが、センターピンを見抜く力を卓越させていき、
一緒にどんどん楽になっていきましょう!

人事コンサルタント
金森秀晃

こんにちは!
管理部の佐々木です。
本日は私がブログをジャックします。

GWも終わり、初夏の陽気ですね!
私はライフワーク的に学生の就活相談をしているのですが
相談内容で季節を感じるというのは、この仕事ならではだなと思います。

先日、複数内定を獲得したけど、どこを選ぶべきか決めかねているという相談がありました。
(相談内容は個人が特定できないよう、一部を変えています)
条件面や仕事内容はほとんど大差はなく、迷い過ぎて
「もう通勤のしやすさとか、細かい所で比較して決めていくしかないんでしょうかね笑」などと冗談っぽく言っていました。
迷っている理由をよくよく聞いてみると
まだ働いてないのに考えても仕方ないとはわかってるんですけど、自分に合わなかったらどうしようとか
入社後のことを想像するとなかなか決めきれないんですと話してくれました。

「そういえば○○さんは誰に、何をとどけたくてその仕事するの?」
と質問すると学生はハッとした様子で「すみません、いま決めました!」と弾んだ声で答えてくれました。

急な激変ぶりに驚きつつ理由を尋ねると
「届けたい人や目的を自分なりに考えてみたら、想像していた仕事と多少違っていても
向っている先が同じだったら自分の理由は叶ってるよなと気づいたんです。」と教えてくれました。

これを聞いて、決断の時に大事な要素はWHY(動機)を自分に問うことなのだと気づかされました。

決断をする時には損失回避欲求が高まることもあってか、細かな枝葉の部分に意識が向きやすくなってしまいます。
例えば就活だったらどんな仕事をするのか、休日は何日あるのかなどです。
こうなると細かいことがずっと気になってしまい、決断がずっとできないことに・・・!

WHYを自らに問い、明確にすることで自分の方向性が定まり多少の
不納得を織り込み済みにできる、覚悟のようなものができるのだと思います。
学生の変化から、私も自分への問いかけをし続けて小さな決断を重ねていきたいと思わせていただきました。

就活を使って、社会人力も高めて同期と差をつけたい!
という学生さんにもおすすめです(^^)/

 

みなさんが、大人になった今、思い出す先生とはどんな先生でしょうか?

私も何人か思い浮かぶのですが、いずれも…

「熱く」、「うるさく」、「しつこい」先生でした(笑)

学生の当時は
「くそ、なんて鬱陶しいんだ…!!」と思っていたのですが、
今思うと「あの鬱陶しさがあったからこそ」ということが多いのも事実です。

あの鬱陶しさがあったから遅刻をやめた
あの鬱陶しさがあったから挨拶をするようになった
あの鬱陶しさがあったからさぼるのをやめた

大人になった今ならわかりますよね。
生徒たちから鬱陶しがられながら、逆ギレされる可能性もありながら、
熱く、しつこく、うるさく、言い続ける難しさが…!

当時は反発しかなかったのですが、あの熱量がなければ、
きっと私は、今でも小さな約束を守れないまま、
大事な場面で失敗を繰り返していたと思います。
そう思うと、あの圧倒的鬱陶しさに感謝をせずにはいられません。


当時を振り返っても鬱陶しいなと思いつつも嫌いにはなれなかったのだけは覚えていますが、
みなさんはいかがでしょうか。
子供の頃に真意には気付けなくても、きっと愛情は感じていたのでしょうね。

さて…そんなことを思い出しながらスタッフと話しているとふと思うのです。

私は彼らが10年後、20年後、私のことを思い出した時
「金森社長、とんでもなくうるさい親父だったなぁ…」
「鬱陶しかったなぁ…でもありがたかったな」
と思ってもらえる関わり方ができているだろうかと。

マイナスフィードバックをしないといけない時は
「あぁー言いたくないなぁ…」「頑張ってるのはわかってるから言いづらいな」
といつも思ってしまうのですが、
そんな時、10年後、20年後の感想を思い浮かべて意を決して言ったりしております(笑)

みなさんの周りにもこんな風に思っている上司の方、先生、親御さん、きっとたくさんいると思います。
言われた時は一時的にがっかりすることがあるかもしれませんが、ぜひ前向きに捉えようと試みてみてください(笑)

指導者の方の中には、マイナスフィードバックに勇気がいるな…と思って思わず避けたくなるという方も多いと思います。
私も同じです。その時にはぜひ、同じようにこうした気持ちと戦っている仲間がいるということを思い出してみてください。

見返りも、今すぐの理解も求めない。
あのとんでもなく鬱陶しかった先生たちのように、軸になる大人であり続けたいですね!
一緒に目指していきましょう!

人事コンサルタント
金森秀晃