5歳児の本音を引き出す魔法の時間 | ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

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株式会社ZAC社長 金森秀晃のブログ。
人事制度構築、教育・研修サービスとその現場から得た気付きについて綴っています。
企業研修・コンサルティング・スクールのことから、大好きなおやつの事まで幅広いブログです。

 

こんにちは!
サロン事業部 エナジーサロンFee'z 田中稜士です。

皆さんは仕事や育児の場面で、相手の今いる場所を考えずについ強く言ったり怒ったりしてしまう事はあるでしょうか?
(僕は特に育児の場面で、カッとなったらその場で強く言ってしまう事がたくさんあります...。)



先日息子の変化を見て、"相手を尊ぶ"事の大切さについてとても学ばされたことがありましたので、お話させていただきます!


それは、2ヶ月ほど前に家族と家で過ごしている時の事でした。


息子と娘は、早々に食事を終えて、2人で仲良く逆立ちの練習をし始めました。
(見よう見まねで壁に頭を付ける2歳の娘...笑)


最初は集中して練習していたのですが、何度もやるうちに集中力も切れてきて、娘にちょっかいを出し始めました。

娘も楽しいのか、四つん這いのように床に頭を付けながらキャッキャと笑って遊んでいると...。


突然...!!

息子が娘に向かって「ビョーン!!」と飛びつき始めたのです...!!

床に頭を付けていた娘は首の上に乗られる体制になり、僕もさすがに「これはやばい...!!」と思い、つい大声で叫びました。

「こんな格好なのにいきなり飛び着いたら危ないだろー!!首の骨が折れたら歩けなくなっちゃうんだよ!!」

すると息子は、涙をこらえながら部屋に駆け込んでしまいました。


僕は少し間を置き、血の気が昇りつい強く言ってしまった自分を落ち着かせながら息子の様子を見に行きました。

すると息子は...。

「パパ来ないで!!」と言って、部屋に閉じこもってしまいました。



息子に危ないという事を教えたかったのに、逆効果な事をしてしまったかもしれない...。と反省しながら部屋を後にし、どうやって伝えれば良いのか頭を悩ませる日々が続きました。




そして数日後、定期MTGで院長と二人で話をしていると、院長はなにかを感じ取ったのか、ふと「○○(息子)どう?(^^)」と気にかけてくれました。

「ちょうど悩んでいたんです...(^^;」と一連の出来事を伝えると、院長は

「そうだねー(^^)俺が父親に怒られる時はあんまりそういうやり方はされてなかったかな!人前では言わずに「秀晃、部屋に来な」って誰もいない部屋に連れていかれて「何がいけなかったか言ってごらん」って考えさせられてたかな。今思えばそうやって自分を尊重する力をつけようとしていてくれたのかもしれないね(^^)」


僕はその言葉を聞き、
確かに人前で頭ごなしに言うのは相手の自尊心を奪ってしまっている...!と、反省させられました。

そして、仕事の場面でも同じ事をしているのかも!?とドキッとさせられました。

思い返してみると、スタッフがMTGで趣旨から外れた事を言った時に、その場でそれは違うよと頭ごなしに訂正してしまう時がありました。

やはりその時のスタッフは、みんながいる前で言われて気まずかったのか、しゅんとしてしまい、その後の発言が少なくなってしまっていたのです。


それからというもの、スタッフに気になった事を伝える時には、1対1の場を設けて人がいない所で話し合うようにしてみました。


すると、「実はそこの部分の理解がうまくいっていなくて...。相談したかったんです!」
と、みんなの前では話しにくい課題もじっくり共有でき、場を変えるだけでスタッフへの響き方が全然違い、相手を尊重する場にする事ができたのです!


そして、関門である息子との場面。

友人家族と我が家で遊んでいると、息子は遊んでいたおもちゃを友人の子に取られてしまい、他のおもちゃを投げてやつ当たする場面がありました。

謝ろうとしてもなかなかできない息子に僕はついその場で怒ってしまいそうになりましたが、同じようにモヤモヤを抱える息子を連れて他の部屋に移って話しをしてみました。

「おもちゃ取られて嫌だったよね。」
「どういう気持ちだったと思う?」
「どうやって遊びたかったの?」

と、場所を変えてそう問いかけ続けてみると、息子の表情がだんだんと落ち着いてきました。

すると息子は突然「.....うん。」と言って、意を決したように部屋を出ていき、みんながいる部屋へ戻っていきました。

そして、「おもちゃ投げちゃって、ごめんね....(T . T)!」とあれだけ頑なになっていたはずなのに、しっかりと謝る事が出来たのです...!


人前で言うか言わないかで、こんなにも結果が違う事に驚き...∑(゚Д゚)


息子はそれからというもの、自分がいけないことをしたと思った時や、言い残したことがある時には、「パパ。お部屋に行ってお話しよ。最初は僕から話すね。その次パパね」と言って部屋に連れていくようになりました。

さらには、「パパがいけない所もちゃんと話してね(¬_¬)」と、自分以外の言い分も聞く一手間もっしっかり入れてきて、僕の方が自分の未熟なところを探す視点を鍛えてもらっているような、不思議な反省会が開催されています(笑)



この息子とスタッフの反応を見て、相手を尊ぶ環境作りの大切さを改めて痛感しました...!


皆様も仕事や育児の場面で、すぐに指摘したり怒ってしまいそうになった時、そんな自分に一呼吸置いて、果たして相手は今その言葉を受け止める環境であるのか想像してみてはいかがでしょうか?(^^)


ZAC・Fee'zはこれからも、人間1人1人が持つ心を尊ぶ事を忘れずに、最大限の力を発揮できる場所を提供していけるよう精進して参ります!


サロン事業部
エナジーサロン Fee'z
田中 稜士