上司をマネジメントさせる | ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

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株式会社ZAC社長 金森秀晃のブログ。
人事制度構築、教育・研修サービスとその現場から得た気付きについて綴っています。
企業研修・コンサルティング・スクールのことから、大好きなおやつの事まで幅広いブログです。

部下とチームになって仕事をしていると、
”あぁ、いま確認したそうにしてるけど、どうしようか迷ってそうだな”
”いま報告してもいいタイミングかどうかをはかってるな”
と部下の様子から伝わって来ることはありませんか?

実際に、3年目社員向けの研修等で受講者のコメントを聞いていると、
「上司が忙しそうで、なかなか相談のタイミングが掴めないんですよね~」
とほぼ毎日のように思うのだそうです。

上司の側からすると、
迷う時間がもったいないから、言ってくれたらいいのに・・・と思ってしまいますよね(´Д`)

部下の社歴に関わらず、基本的にはなんでも質問させて良いと思います。
ただ、3年目以上の部下に関しては
「自分(上司)をマネジメントさせる」
ことができるように、上司自身が目的を持ったコミュニケーションをとっていくことも重要になってきます。

「マネジメント」というと、上司が部下を管理するという意味で使われる言葉だと一般的に用いられることが多いですよね。
「Managing Your Boss」という人材育成ででよく用いられる論文があるのですが、これには上司との関係性をきちんとマネジメントしないと、良い仕事は出来ないということが書かれています。

例えば、メールで上司に報告をして仕事が完了したと思っている部下がいたとします。
しかし、上司はあまりメールが好きではなく直接話す方が好きであった場合、その上司との仕事がうまくいくでしょうか・・・?
残念ながらうまくいきませんよね(´Д`)

部下が上司のマネジメントをする、というのは
上司の特性をきちんと理解した上でコミュニケーションをするということになります。

これを部下ができるように、上司が意図的に仕掛けるとしたら・・・
以下の特性を部下にわかるように示すのが有効です。

▼どのようなコミュニケーションの仕方が好きなのか?
こちらはツールや手段を自分から使うことで示します。
また折に触れて伝えておくこともいいと思います。
例:メール送ったら同時に着信も残して欲しいと伝える

▼どのような質問なら受けてくれる人なのか?
基準を示しておくことで、本人が考える・調べる力も育みながら課題解決に向かわせることができます。
例:5分調べてもわからなかったら質問してと伝える、
解決したいことを明確にしてから質問してと伝える

いかがでしょうか?
自分(上司)をマネジメントさせる、というのは
部下のコミュニケーション力や観察力を鍛えることができ、
結果的に上司の仕事も楽になります。
ぜひご活用ください!


人事コンサルタント
金森 秀晃